村上春樹、約3年ぶりの書き下ろし長編小説を今年4月に刊行へ | 伊藤 禎高

伊藤 禎高

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村上春樹、約3年ぶりの書き下ろし長編小説を今年4月に刊行へ
作家の村上春樹が、約3年ぶりの長編小説を今年4月に発売することが16日、明らかとなった。版元の文藝春..........≪続きを読む≫

ごめんなさい。
こうなるとは、全く予想外でした。
完全に私の言っていたことは外れましたので、
お詫びします。

1Q84を読み終えて
本を投げつけた春樹ファンが
多発したあの頃、

浜松の小さな居酒屋で
緊急に集まった我々も、
これは一体どういうわけか
早々に確認し合ったわけです。

我らが村上春樹が
こんなくだらない作品を
我々に読ませるようになった
この現実を
どう受け止めたら良いのか

という意見がほとんどの中、

私は、
いや、じつはこの小説には
続編があるに違いない

という自論を押し、
半分妄想とは言へ、
ある程度の展開まで
予想して見せたものでした。

が、

まったく新しい書き下ろしが
発表されるということは、
あれで完成形だった
ということです。

まあ、
今にしてみると、
これまでにも
出来の悪い作品があったのも
事実ですし、

1Q84について思い返すと
技巧的には
若い頃とは比較にならない
うまさがあり、

読者のためにきちんと
緩急をつけたり
登場人物の配置や
性格付けも見事、

内容は別として、
小説の形式としては
さすが!
と言わせるだけのものは
あった。

と言ってみたところで
とてつもない
虚しさに包まれてしまった。
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いまの小説の最大の問題は、
これは読者の責任が大きいのですが、
小説でなくても良い物を
わざわざ小説で書いているだけ、
ということにあります。

先日直木賞を受賞した
安部龍太郎氏も
私は一緒にウォッカを飲み明かした
仲なので、
あえて苦言を呈すると

漫画でやったほうがずっと面白いことを
わざわざ小説でやっている
という不自由さを感じて、

とても真摯に小説と向き合ってきた
我が飲み友達だからこそ、
おい、違うぞ!
と声をかけたい衝動を
持ちます。

1Q84にしても、
テレビドラマでやったほうが
ずっと良かった。

そのかわり
半年しないうちに
みんな忘れていくけれどね

というような作品だった。

なぜかと言うとね、
上手く書いているのですが
内容がないからですよ。

本当の文学の問題というのは、
心に響くものでしょう。

我々の心を揺さぶるので
しばらく
心の揺れがおさまらずに
動揺したり
感動したりして

ずっと頭の中で
考え続けてしまう

そういう物でしょう。

どんなに上手に作ってあっても、
心が揺さぶられなかったら
芸術ではないです。

JOHN LENNONの
マザーっていう歌があるでしょう。

すごい単純な歌ですよね。

「お母あさあああーン!!!」

って叫んでいるだけでしょう。

でも
それだけで
涙が出てきてしまう

中身が詰まってるのですよ。

音はスカスカですけどね、
逆にぎゅうぎゅう詰まった
想いがひしひしと伝わる。

次の作品には期待しています。

そもそも
最初の3部作が終わった時に、
この人はもう書かないだろう
と思った。

だけど
ダンスダンスダンスという
どうにも
一見薄っぺらい
小説を出してきた。

私は涙して読みました。

友人はみな
こんな手抜き小説
と言って罵りましたが、

私には
村上春樹の
上手にダンスを踊るように
1ステップ1ステップ
きちんとこなして
生きていく、

という宣言は
死なないぞという
歯を食いしばって言うセリフ
だと感動しました。

それがあってこそ
ノルウェーの森
へとつながっていくわけです。
決してダンスダンスダンスは
無駄ではなかったと
私は擁護したい

ですがね、
1Q84については、
書く事がないときは
無理に書かなくて良いですよ

と言いたいですね。


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