

火葬場で焼かれる最後のお別れの時、顔と髪の毛を撫でた
人ってあんなに冷たくなれるのかと
温かかったあの日を思いだす
中学生の頃までいつも一緒にいてくれて育ててもらった
バーちゃん、キレイ好きの働き者のバーちゃん
身体を壊し病気になってから
親戚の家に引き取られだばーちゃん
いつも自分たちの世話をしてたはばーちゃん
いつのまにか車イスになって
人の手を借りるようになっていた
たましか会えないから
名前が妹とごちゃ混ぜになったりしてて
私の顔はわかんなくなって
チビたち見せるとニコニコしてた
亡くなる前日は管に繋がれて苦しそうだった
目はどこに向いてるのか
声も届かなくなって
死んでる姿はただ寝てるだけのようで
元気な頃の姿が浮かびシンクロする
火葬中の待合室で食べた三枚肉が冷たくて
ばーちゃんみたいに冷たくて胸のあたりが
キューキューときしんで甘辛かった


ゆっくりお休みなさい










ありがとうバーちゃん