もし、みなさんがPCR検査を受けて「陽性」の判定を受けた場合、実際に新型コロナに感染している確率が、たったの「6.5%」だとしたら!?


PCR検査が陽性になったとしても、実際に新型コロナに感染している確率はわずか6.5%、つまり150人中140人は、検査結果が陽性であっても、新型コロナではない、ということになります。


実際の感染者数は、発表されている数の「6.5%」にすぎないことになります。

(今回の想定では、多めに見積もって計算していますので、おそらくもっと少ないと思われます。)


逆に、新型コロナに感染しているのに検査結果が陰性になる人が30%もいます。


全くあてにならない検査方法です。


この検査方法のせいで、

ポルトガルの死者数が水増しされていた事が明らかになりました。


市民の訴えから

裁判所が

実際の死亡者は、17000人ではなく

152人と結論付けた。


日本は、実際の死亡者1500人程度と言われています。

(PCR陽性で、人工呼吸器または、エクモを使用されて亡くなられた方の数)





ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)は、DNAサンプルの特定領域を数百万〜数十億倍に増幅させるため、

感染症の検査に使用した場合、偽陽性になることがほとんど。

このため本来、感染症の検査には、使用するものではないとされていました。


なぜこんなことになるのか??


まずは、日本に新型コロナの患者さんが、どれくらいいるのか想定してみます。

仮に1000人に1人が感染者とすると、

日本の人口は1.265億人ですから、

126500人の感染者がいるとにしましょう。

かなり多い想定です。


この想定では、日本における新型コロナの「有病率」は0.1%ということになります。


病気の人を正しく病気であると診断できる確率を「感度」、

病気でない人を正しく病気でないと診断できる確率を「特異度」

といいます。


新型コロナのPCR検査の場合、

感度は5070%(ここでは高い方70%で計算)、

特異度は99%程度であると想定します。(こちらも高い想定です)


では、10万人にPCR検査を実施すると仮定しましょう。

有病率は0.1%ですから、

10万人のうち100人が感染者で、

残る99900人は感染していないということになります。


10万人にPCR検査を実施しました。

PCR検査の感度は70%ですから、100人の感染者のうち70人は陽性に出ます。

一方、30人は陽性にはなりません。

この人たちは感染しているのに検査結果は陰性なのです。


ここで、99900人の感染していない人も全員が検査を受けています。


PCR検査の特異度は99%と高く設定したとしても

このうち1%(つまり999人)は病気でないにも関わらず陽性と診断されてしまいます。


10万人の検査を実施して、結果が陽性になるのは、実際に感染している100人のうちの70人と、感染していない99900人のうちの999人。

合わせて1069人です。


この陽性者1069人中、

実際に感染していたのは70人だけです。


検査結果が陽性になった人のうち、わずか「6.5%」しか本当の感染者がいない、ということになります。


✳︎ちなみに、この計算方法は、医師免許試験に毎年出題されています。