消毒液を吸い込んで肺炎に!!




感染予防のため、次亜塩素酸ナトリウム消毒液を使った消毒が一般的だ。


次亜塩素酸ナトリウム溶液は噴霧すると、噴霧する人が吸い込んでその人の健康障害につながります。

次亜塩素酸ナトリウムが非常に危険なのは、吸い込むことです。

吸い込むことで呼吸器系の障害 がおこります。

また、呼吸器系障害の合併症のある方が吸い込むと喘息などを誘発する場 合があります。

加えて、長期間吸い込むことによって気管支炎になる場合もあります。

さらに、噴霧という方法は消毒薬が面に霧状に付着するということですが、付着した箇所以 外は消毒されず、効果も低くなります。

また、感染性のある病原微生物を巻き上げてしま い、消毒者や周囲にいる者が感染してしまう可能性があります。  

以上の理由より、噴霧による消毒はお勧めできません。


アレルギー性肺胞炎にも注意!!


アレルギー性肺胞炎とは日本呼吸器学会の解説によると以下のようなものである。

肺にある小さな空気の袋(肺胞)や最も細い気道(細気管支)の内部や周囲に発生する炎症で、細菌やウィルスなどの病原体が原因でなく、有機物の粉塵や化学物質(これらを抗原と呼びます)を繰り返し吸い込んだことによるアレルギー反応が原因となります。

息切れ、せき、発熱といった症状が見られ、抗原を避けることにより、改善しますが、長期間抗原に曝露されていると炎症が慢性化し、肺がどんどん固くなります。

                      

つまり、高濃度の化学物質を繰り返し吸い込んでいるとアレルギー反応によって肺胞に炎症が起きるのである。


次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、正しい使い方を心がけることが大切です。