ファスティングを終えて
わかった事実。

宿便とは、

・消化管運動の異常により便が排出されず大腸内に滞留している状態。
・胃腸の処理能力を超えて、負担をかけ続けた場合、腸管内に渋滞する排泄内容物。

健康法や健康ビジネスに関係する一部業界では、便秘でない人も含めて古い糞便が大量に腸壁にこびりついていたり、腸の湾曲部に滞留したりしていると言い、それを「宿便」と呼んで、デトックスによる排出を勧めるものがある。

しかし、残念ながら医学的には、あり得ないことで、
そのような宿便は大腸の内視鏡検査やX線撮影でも確認できないそうです。

どんな人でもおよそ3〜5kgの宿便があると言われ、
その宿便は断食や腸内洗浄をしないと出すことはできないとも、、、

宿便は腸壁のひだに便がこびり付き、何年も残留しているということですが、これは実際には、ありえないそうです。

何故なら、
ヒダのくぼみだと思われているところは、常にくぼみではなく、腸はずっと動き続けているからです。
そして腸壁は常に粘液が分泌されているので便がつきにくい構造です。

ただ、実際にファスティングをしたのに便が出てきます。
これは宿便ではないのか?ということですが、実はこの便の1/3が食べかすで、他は剥がれた腸の粘膜や腸内細菌です。
1/3の食べかすも何年も前のものや何ヶ月前のものではなく、最近食べたものです。
そして、よく言われる
黒いコールタールのようなものの正体は、胆汁です。


ミネラルファスティング