血糖値の上昇が著しい糖尿病ですが、
プロテオグリカンの服用により血糖値を下げる効果が認められています。
糖尿病は動脈硬化や心疾患など多くの疾病を誘発するので、
プロテオグリカンの摂取によって、糖尿病に付随した生活習慣病の予防効果に期待が高まっています。
聞きなれないプロテオグリカンという言葉ですが、
その成分は細胞の内外にあって保水性が抜群に優れ、
皮膚や軟骨の再生作用、骨粗鬆症対策、
更には潰瘍性大腸炎やクローン病治療にまで幅広くその効果が期待されています。
そしてその研究経過、期待される効能の一つであるプロテオグリカンの糖尿病効果を簡単に記載します。
現代病と言われて久しい糖尿病は、その克服に向けていろいろな研究成果が発表されております。
早く根本的な治療や対策が待たれるところです。
糖尿病は肥満という厄介な状態を経ることが一般的です。
肥満を形成する脂肪細胞は、自分の細胞を傷つけるアディポカインという物質を出し、
太り過ぎることでますますその分泌量が多くなることが解っております。
同時にこのアディポカインが増えると、本来は食欲を抑えるためのホルモン感受性が弱まり、
過食が進み、ますます肥満に拍車を掛けることになります。
そしてインスリンの過剰分泌を引き起こして糖尿病を発症することになるのです。
しかし、プロテオグリカンを飲むことにより
肥満抑制と糖尿病の症状軽減を呈することが解ってきているといいます。
考えられることはプロテオグリカンが腸内の微生物に対し、
腸内の生態系を正しく適正な状態に維持する信号を送ってくれているものと思われます。
プロテオグリカンを投与してマウス実験したところ、
Ⅱ型糖尿病の一定症状に軽減効果が出ています。
免疫細胞が陥る過剰反応も抑えてくれるプロテオグリカンの
一種アナログ的な働きが今後糖尿病対策に大きな成果をあげてくれることを期待しています。