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この景色、皆さんはどう思います?

 

美しいですか、美しくないですか?

 

あるいは、

 

橋のデザインがシンプルでよいですか、周辺景観にふさわしくないですか?

 

これは、とある山間部にある高速道路の橋梁の写真です。

 

見る人の立場によっていろんな意見がありそうです。

 

もう少し近づいてみましょう。

 

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コンクリートで出来たシンプルな橋梁デザインです。

 

橋単体で見るとそれなりに悪くはありませんね。

 

しかし、周辺との関連で見るとやはり何となく違和感を感じずにはいられません。

 

何故、山間の集落の上を通すのか、単に経済性でルート設定をしたのかもしれません。

 

この違和感は橋梁のデザインではなく、ルート設定によって生れる違和感のようです。

 

そこにあってはいけないところに異物が混入している。

 

そういった種類の感覚です。

 

周辺の集落を巡ると、一層、その感覚ははっきりとします。

 

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こんな風に棚田をはじめ日本の原風景を今も残す地域です。

 

棚田の石積みの手入れもおばあさんが手作業で行っています。

 

僕は地方の開発に何でも反対するものではないです。

 

しかし、やはりどんな物事にも「作法」というか「自然な道理」というものが存在します。

 

そして守らねばならないものは守るという信念」政策」が必要です。

 

特にこのような山間部は条件不利地域と言われ、都会に比べ経済活動の面で不利であることは明らかです。

 

しかしながら、そこに守らねばならない価値がある。

 

その価値を冷静に客観化し、政策に繋げていく。

 

これは決して構造改革的なことを否定するものではなくて、敢えて言うならば、一層ラジカルに中央省庁の縦割り構造を打破し(特に農林水産関係)、中央と地方の柔軟なコラボレーションを可能とするような新たな仕組みづくりを必要とするものです。

そういった意味では、もっと大胆な省庁再編と人材の相互交流や民間ノウハウを取り入れた改革を求めるものです。

(これについて書くと膨大なものになりますので、今日はこの辺で・・・)

 

地域、国を根底で支えていく、どっしりと根の生えた、強い信念ある懐の深い政策がこれから求められていくことになると思います。

 

今回はわかりやすいように地方山間部の例をとりましたが、実は都心部でも同じようなモデルが多数存在します。

 

この問題についてもまた紹介したいと思います。

  

 

本日はちょっと堅い話になりましたが、今、日本は大きな転換期にあります。

 

国民一人ひとりの知見が問われる時代になりそうです。

 

自分の生活に加えて、少しだけ周辺のことや、歴史・文化と言うようなことにも目を向けないといけないと思います。