今日は根来先生のセミナー2連発。しっかり吸収させていただきました。
1つめのセミナーでは、ローランド・ベルガー会長であり、早稲田大学の教授でもある遠藤功氏の講演があった。
本日のテーマは「見える化」。
遠藤先生はオペレーションが専門分野という印象がある。なのでど真ん中。
大学院でポーターの外環境(ポジショニング)を学び、バーニーで内側(資源ベース戦略)を学んだ。
嶋口先生のお言葉で暗黙知やオペレーションに興味が広がり、ケイパビリティも内部価値だとすると、その詳細研究はあるのだろうか??と関心が独り歩きしていた。なので遠藤氏の話はどうしても一度聞いてみたかった。
「現場力」という言葉も浸透し、氏の3部作ともいえる著書も有名ですね。
- 現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件/遠藤 功
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- 見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み/遠藤 功
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- ねばちっこい経営 粘り強い「人と組織」をつくる技術/遠藤 功
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「当たり前のことが当たり前にできない病」がまん延している。
また、「情報共有」と「共通認識」は目から鱗。読みなおしかな。1冊しか持ってない。。。。
根来先生の「根拠から主張。前提となる論拠。」という提示がすべてを一気通貫したカンジだ。論拠を議論するプロセスこそが価値があることだとおもうが、そういった企業、組織はまだまだ少ないのでしょう。これだけでも今日はトクした気分。
遠藤先生と言えば以下の本を最近執筆されている。
- プレミアム戦略/遠藤 功
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ブランドの本とか、ラグジュアリー系のビジネス本っていっぱいあります。売れるからあるのかな。以前何冊か買って中身がなさ過ぎてそれ以来買っておりませんでしたが、生協10%OFFで購入。
遠藤先生と言えば、現場力とかオペレーションだが、この本は全然畑違い。昨年末に買ってやっと今日手に取ったが一気に読めます。
ブランド構築の教科書だね。以下ざっと振り返り
氏が表参道で感じたことはワタクシも同じでした。さすが。洞察深し。
機能的価値と情緒的価値のマトリクスはわかりやすい。これはオリジナルなのでしょうか?非常に良いと思います。
ポルシェの引用部分が多いが、サプライズなのはその営業利益率。びっくりだよ。まさに驚異的な収益性。ポルシェの何倍も生産して、数%の利益な会社の社員が読むとむなしいだろうなあ。 努力が報われないというか。数字は本書で確認してみてください。プレミアムは儲かる。
日本初のプレミアムを阻む4要素も要チェック。なかでも「作り手の欲望の質」ですね。
なんとなく皆が思っているんだけど整理できていないものをわかりやすく解説している。そういった意味で教科書。 日本を憂いているパトリオットかな。一番深刻なのは「作り手の欲望の質」でしょう。
本で紹介されている事例で一つ気になった。
あたりまえだけど、プレミアムブランドを作っているのは「メーカー」であって、商業分野では存在しない?ということ。 でもギリかもしれないが、伊勢丹新宿本店とかメンズ館とかは他社が生産したものを提案という価値でブランドを作っているということか。
自分たちが実体を作っていない業態でプレミアムブランドを確立している事業ってあるのかな。BEAMSやEDIFICE等のセレクトショップくらい? 今思いつかない。
引き続きそれで連想したが、「商売」でサヤを抜いているネットベンチャー系広告代理店は市場においての「プレミアムブランド」が欲しいから媒体になりたがるのかなあとか、この本を読んで思った。
それにしても何気にこの本の取材力はすごい。既知のブランドばかりだがその裏にある定性、定量のFACTは初めて知る内容ばかり。 これだけでも読む価値ありかもです。