先日載せた以下の本と同じ著者の本ですが。

藤原 治
ネット時代10年後、新聞とテレビはこうなる

これ↓

藤原 治
広告会社は変われるか―マスメディア依存体質からの脱却シナリオ

内容もかなりかぶっており、すぐに読んでしまった。

相変わらずeプラットフォーム論者だが、具体的提案はない。あえて言わないのか??

元電通総研社長なので、普通にその業界には明るい。なのである程度具体的な提案はしている。


以下気になったとこ


日本企業の広告宣伝費ランキングが掲載されてたが、改めてみると興味深い。普通に予想通りの名だたる企業が上位を占めているが、その中でも年間300億近くの広告宣伝費を計上している東京電力が気になった。競合がない企業なのに。原子力への理解を促す啓蒙は分かるが年間300億はどうか? パワーカンパニーのコンプライアンスはひどいとよく聞くが、宣伝費に関しても消費者に説明がつくのか。東京電力の対象世帯数は分からんが、一世帯あたりの広告宣伝コストはいくらになるんだむっ!?!?


広告主の広告会社の評価基準という表も面白い。


個人的にオンデマンドが進むとブームの発生は論理的になくなるのだから、オンデマンド主流にはならないと常に思っているのだが、ちょっとしたヒントが楽曲ミリオンセラーの説明の中にあった。これからのブームの伝播パターン。


「コンサマトリーなコミュニケーション」 情報獲得のためのコミュニケーションではなく、コミュニケーション自体がコミュニケーションの目的になっている概念。 


広告を支えてきた与件

 メディアは有限という前提

 枠埋めによって成立

 メディアの編集特性とは無関係

 一方通行 

 販促と広告は区別されている

 効果とは無関係の媒体料

☆今後のメディアにどれもfitしねえよな。。



蓄積型テレビによるスキーム変化

 番組の主導権が視聴者に

 プライムタイムの無意味化

 広告スキップ

☆ここ個人的なテーマに近い。


広告の制約条件

一方通行だから企業側から声を掛けざるを得ない。また同理由で消費者側のニーズが把握できない。

消費者は不特定だから、振り向いたかどうか分からない。


カスタマイズドアド⇒アドサーバー




な当たりでしょうか。


いままでぼんやりと、しかしあたまの中心で考えていた事がずばりアドサーバーだった。

先日NGNの説明を受けたとき、VODサービス内で動的に広告を出すという仕組みを説明された。その先を行くのがアドサーバーだろう。STB経由でもままならない地上波再送信の現状をみると夢のまた夢だとは思うが。テクノロジー的とっくにできるのに。


テクノロジーと市場を付き合わせれば、WEB経由のフロープログラム視聴に属性に合わせた動的広告素材がはめられるという風景でしょう。 しかしこの護送船団業界はなかなか既得権ははがさないので一朝一夕にはいかないでしょうが。

でも業務上での5年後の画が結構写実的になったな。


日本国内の鎖国的な広告業界の事情も整理できた。これからの舵取りは相当難しいだろう。広告のニーズは消えないから地上波テレビ局よりよっぽど将来は安泰だろうと思ったがそうでもなかった。R&Dのコストに触れた記述はかなり笑った。勝負したないなー代理店は。 吉田望 さんが自分の講演のなかで、ヘッドハンティングされたときの自分の市場価値の低さに驚いたと言っていたことを思い出した。保守的で競争が内業界のなかでしかもコミッション業務をしている人に人材市場の価値は無いと。。。


自分の首をしめるわけではないが、マスコミ業界の理不尽さって本当に世に出ない。国会議員が議員数減らさないロジックと同じだろうが、ほんっとに往生際がわるい。でもこのフラット時代、ちっちゃな穴が開いてきた。

お恥ずかしながら、フジサンケイビジネスアイで初めて知ったのだが、こんな正しい催し があったみたい。行きたかったが。

いろいろなことで話題だが、オーマイニュース で実況中継したとの事。 どんどんやれー!