私の母が86歳の生涯を終え
天国へと旅立っていきました
今日は母への手紙を書きたいと思います。
畑仕事が好きで
お日様が昇る前から
畑へ出かけていましたね
畑で取れた野菜を
親戚や近所の人に配り
人から『ありがとう』と言われることが喜び
嬉しくってしあわせそうに微笑んでいましたね
お母さんの作った野菜はどれも美味しかった
夏には私が大好きな
とうもろこし🌽を
畑でたくさん作り
茹でてくれましたね
お母さん、貴方の作ったとうもろこしは
甘くて美味しかったです
高校を卒業して金沢での一人暮らしを始めた私に
夏になると私が空豆が好きだからと言っては
さやをむいて
あとは茹でるだけにして
送ってくれましたね
ありがとう
私の小さい頃の貴方との思い出は
畑仕事をしている貴方のそばで
畑になっているトマトを
もいでかじり宿題
日が沈むまで畑仕事をしている貴方
私は畑の近くの林で隠れんぼ
朝、畑仕事が終わると
次は網で上がった魚の生だて(箱詰め)
だから
毎朝市場に行くのが日課だった私
とにかく働き者
じっとしていることがありませんでしたね
だから
お見舞いに来てくれた人は
みんな言っていました
『よく働いたね。お疲れ様』と
本当にお疲れ様
そんな働き者の貴方が
13年前に脊椎に腫瘍ができる病に侵され
車椅子生活になった時の
辛さ、悲しみは
計り知れないものがあったと思います
首と手以外は
自分の意思で動かせれない歯痒さ
それ故に
殺して欲しいと私にせがむこともありました
その苦しみ、辛さ、痛みは
誰にもわからないくらい
本当に辛かったと思います
脊椎の腫瘍の痛みが辛く
痛い、痛い……と
顔をしかめていましたね
お医者さまから
延命治療はどうしますか
と尋ねられた時
私たち兄弟は
迷わず しませんと答えました
十分すぎるほど
貴方は頑張りました
だから
1日でも早く
貴方を楽にさせてあげたいと
心からそうおもいました
お母さん
今はその痛みからも解放されてよかったね
最期の10日間は
痛いということもなく
安らかな表情
最期の時も
家族に見守られ
静かに息をひきとり
弔いにきた方皆さんが
なんてキレイな穏やかな顔をしているのかと
いうくらい
穏やかな顔
私たち家族にとっては
貴方が痛みから解放され
穏やに静かに
息を引き取ったことが
いまは良かったなと心から思います
本当に長い間お疲れ様でした
私は、お母さん貴方から教えてもらった
人との繋がりの大切さ
誰かのために
自分のできることはしてあげる
いまを懸命に生きること
その教えを忘れません
お母さん
たくさんの愛をありがとう
最後になりましたが
母の逝去にあたりたくさんの方より
お悔やみの言葉をいただきましたこと
こころより御礼申し上げます