いーちゃん1年生の5月下旬ごろ。
学校から帰るなり、
「近くの公園でお友だちと待ち合わせしている」
と、慌てて着替え、リュックにお茶とお菓子を入れて、
靴を履いて…忘れ物に気づいたいーちゃん。
「ねぇねぇ!チーターがシャっ!てなってるやつどこ!?」
なんだそれは。
カーちゃん困惑。
待ち合わせ時間を約束したわけでもないのに、
(友だち同士、どちらも時間をまだあまりよくわかっていない)
「はやくいかないとチコクしちゃう!」
となんだか慌てていて、
質問を変えながら探ってみても、
「あれ、カッコいいからすきなんだよー!どこー!?」
という、ノーヒントに等しい答え。
それでも根気強く聞いていく中で、カーちゃんひらめいた。
・いーちゃんが今身に付けていないもの
・チーターが、シャっ!
…!!!
プーマのロゴが入ったキャップだ!
…いーちゃんが、帽子を帽子としてではなく、
「チーターがシャっとなっているモノ」
として、ロゴの印象でのみ認識しているということがよく分かった一件。
いーちゃんの頭の中を少し覗けた気分で、なんだかちょっと楽しいな!
…などと考えられる、心の余裕を持ちたいと思うカーちゃんであった。