日経ビジネスオンラインのPBの記事
現在海外でのバブル崩壊に伴い
たくさんの金融危機の話題が
ニュースで伝わってきていますが
今週号の日経ビジネスオンラインに
「投資銀行はなぜ、消えていく運命にはまったのか。」という記事が書かれています。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20080917/170824/
それは「リスクを取りすぎ、リスクをマネージできなかった」からだ。なぜできなかったのか。
「ほとんど全部『他人の金』で勝負でき、『収益は僕のもの、損は他人のもの』という」
仕組みが出来上がっているからだ。自らの強欲を、自分でコントロールできなくなり『自爆』したのである」。
そして資産家のUBSやHSBC、SGといった大手の商業系やインベストメント系から
中小規模のPBへと顧客の資産移動が起きていると書かれています。
これはまさに今回の新刊本の最後の方で私達が述べている最近のスイスでの動向であり
私達夫婦がPBのブテック型がおすすめと思っている理由でもあります。
以下、一部この日経の記事から抜粋します。
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では、なぜ大手銀行から中小のプライベートバンクに資金が移動しているのか。
UBSなどの大銀行は、PB業務だけでなく、証券会社などが展開する投資銀行業務も手がけている。
米サブプライム問題をきっかけとする金融危機に、
こうした大銀行の投資銀行部門が深く関与してきたことは今や万人の知るところ。
UBSも昨年から約4兆円に上る損失計上を迫られた。
プライベートバンクは違う。
「私たちはその商品のリスクが何であるかを、自分たちではっきり理解できない限り投資はしない。
サブプライムに絡んだ商品には一切投資してこなかった」。
ほかのプライベートバンクの多くも哲学は似ており、
サブプライムに絡むデリバティブなどには一切投資していないケースが多い。
今回のサブプライム禍にプライベートバンクは無縁なのだ。
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このあたりの内容につきましては9月26日発売予定の
新刊の「PB上級ガイド」に詳しく書いております。