我家の移住候補地の選別 ③
そういったわけで、厳選してゆくと残るのは、NZとスイスになりました。
ではどちらがさらなる優先候補地となるのか・・・
メリットから残った2カ国。そうなると今度は、それぞれの国の減点ポイントの比較ということになります。
まずスイスの減点ポイントは、何より兵役義務です。
でも属人主義を取っているスイスの場合、私がスイス人と国際結婚しなおすしかない話になるわけで、(笑)
現在の状況から現実的には永住権取得をめざすことしかないわけです。
でも、安心なのは永住権であっても、福祉はきちんと受けられるうえ、
兵役義務はついてこないのですから、逆にメリットは多いのかもしれません。
そこの部分については更に深く調べてゆく必要があります。
となるとスイスは曇り無しのピカイチ候補地というわけです。
素材の問題はありますが、(苦笑) ここで子供を育てれば3カ国語は完璧なうえ、
私の影響で日本語も話せるでしょうし。そうなると4ヶ国語。うぉおおお、すごい!!!
そして次にNZ
NZの減点ポイントは、インドアな私には痛い文化の少なさでした。
欧州の友人(年代は50歳以上の方達)に聞くと、「アウトドアやゴルフ、スキーに文化と、全て
揃っているのが欧州。NZは寒い季節の避寒地でしかない。」
「人の数より羊が多いよ♪」と肩をすくめ「信じられなぁい」と言われる始末。
ちょっぴり凹みながらも気を取り直し、再検討。
NZの教育レベルはスイスに比べると低くなります。
ただ、本当に自然が豊富でのびのびした子育ては可能と思います。
自給率も高いですし。なにより、地震や原子力発電所が無いというのが私には魅力でした。
属地主義or属人主義かというとNZは属地主義。兵役義務はありません。
ただ近年NZへの移住者が増加傾向にあり、移住条件もココ数年で大きく変わりつつあります。
属地主義の制度や永住権取得の制度基準もかなり大きく変化しており、あちらで出産するだけで
あらゆる児童福祉が受けられ、あかんぼの国籍取得が可能だった数年前とは違い、
現在は永住権保持者でなければならないなど、福祉の乱用を防止するための処置として変化しました。
とくに近年は、中国人の移住者の増加に伴い、アジア人にの永住権取得自体も厳しくなってきているようです。
そういったこともあり、第二子ができたらNZで・・・なんて甘い考えは、
あっというまの変化の波に置いてきぼりを食らった感じで撃沈。
永住権取得方向で行くしかないことが表面化しました。
するとスイスとNZの永住権取得の優先順位には、経済的問題がないのであれば
スイスになるのではないかということになりました。
(つづく)