移住地選別の次に、国籍取得か永住権か・・・ ④
今日はこれまでお話してきた中で、自分自身が一番迷い混乱してきた
国籍取得と永住権取得の違いついてスイスとNZを題材に、お話したいとおもいます。
私は自身にとっても、国籍取得が安易に行える方法として、
子供を何処で産むか悩んだときに、初めて属人主義と属国主義という言葉を目にし
その意味を知りました。子供を産めば国籍が付いてくるのが属地主義です。
「そっか産むと国籍がついてくるんだぁ♪」と安に考えていたある日、
”兵役義務”という言葉を耳にします。
ドッキ☆「こおちゃんが兵隊さん!?死んじゃうかもしれない!?そんなの嫌・・・」
兵役義務という、そこに深く込められた意味を考えると、
理解できない!といった一方的な否定をするつもりはありませんが、
「できるならそんなモノが無くても成り立つ世の中であって欲しい」と願いつつ、
「自分の息子を戦地へ送り出すなんてとてもできない!」と拒絶の想いも相成り、
さっそく兵役義務のない属地主義の、お国探しをしました。
ラッキーなことに候補地に挙げていたNZは兵役義務なし。
フランスもイギリスも賛否両論あるものの、良心的兵役拒否なるものが存在するとのことでした。
ちなみによくハワイで産んでアメリカ国籍取得という話が聞かれますが(属地主義のため)、
確かに国籍取得は可能ですが、アメリカの場合は兵役義務が付いてきます。
さらには税制は属人主義のため、パーマネントトラベラー(PT)なる租税策など取れるわけもなく、
PBで口座開設すら懸念される立場となります。
そんなのは嫌なので、私の移住候補先にアメリカは無いというわけです。
今では、ごじゃっぺ日本もアメリカの後を追うように、いつ税制を属人主義にしてくるかわかりませが。
「属地主義だと出産に国籍つきかぁ。ウッシシ・・・♪」
あの頃は深く考えもせず気軽に、もう取れた気でいました。
(つづく)