規格の存在意義 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

意思を表現するためには
その意図を伝達するための言語が必要だ。
言語には文法があり、
逸脱すると真意が伝わらない。
規格は言語の文法に該当し
ある事象が不具合か否かの判断基準が
規定されるところにある。
例えば、スルホールの品質の可否を判定するための
判断基準を目視に依拠することは不可能で
判定するための明確な基準を設ける必要がある。
基準が不明確な状況では、
品質の可否が恣意的に判定されるリスクがある。
特に海外企業に発注する場合には
品質の良否の判断基準次第で
不具合品が納品されるリスクも排除できない。
大袈裟に言えば
品質を保証するための法律が規格だと言えよう。