薄物プリント配線板 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

プリント配線板の板厚を薄くする意味で

フレキシブルプリント配線板を採用したいという

ニーズが拡大しているが、

フレキシブルプリント配線板は

従来のプリント配線板とは

工程も仕上がり品質も大きく異なる。

100μm程度の板厚ともなると

素材のコシはほとんどなくなる。

しかも

ガラスエポキシ樹脂の素材は

フレキシブルプリント配線板の場合では

ポリイミド樹脂となり、

価格も跳ね上がることを肝に銘じていただきたい。

 

さらに部品を実装しようとすると

補強板を採用するか

リジットフレキシブル基板の仕様を採用せざるを得ない。

補強板を採用したフレキシブルプリント配線板

リジットフレキシブル基板

このような仕様を採用すると

単位面積あたりでの価格算定はほぼ不可能だ。