LED照明用プリント配線板の品質と価格の両立 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

LED(発光ダイオード)が実装されたプリント配線板は
従来のプリント配線板と同様に
コストダウンの要求が厳しい一方、高い品質も求められる。
そのため、
LED用途向けのプリント配線板の仕様が
オーバースペック (過剰品質) のきらいがある。
照明機器の品質と安全性を想定した場合、
やむを得ない側面はあるが、
フレキシブルプリント配線板であれ
リジット(硬質)プリント配線板であれ
「プリント配線板」または「プリント基板」の一絡げで認識されて
価格競争に曝されることが少なくない。
確かに製造概念の上では相違はないが、
製造技術の面から俯瞰すると大きな相違が存在する。

今回は、用途をLED照明に限定して
コストダウンの手法について論じる。

照明用途のプリント配線板は仕様が単純であるため、
価格競争に晒されやすい分野であるが、
最近の動向からは、まだコストダウンの余地が少なくない。

海外では、
プリント配線板のコスト低減の手法が拡大しているが
市場での展開の速度は鈍いというのが実感だ。
コストダウンの余地は小さくない。
但し、製造企業の理解と協力が不可欠であることを
申し添えておく。

LED照明サンプル2

LED照明サンプル1

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LED実装後1

LED実装後3

マウンタ作業後

LEDマウンタ

実装後ベーキング2
実装後ベーキング1