プリント配線板の寿命を知る | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

プリント配線板の品質は、
完成後のチェックでは不足する。
一般的には
導通検査(電気検査)
または
画像検査(AOI)
は全数で実施されるが、
BGAなどの
目視が不可能な部位のソルダリング
経年劣化
のリスクは、
製品の完成後、
一定期間後に顕在化する不具合が存在する。
そこで、
経年劣化(経時変化)により顕在化するリスクについても
評価する必要があると考える。
BGAボール形状不良

画像は、BGAの実装不具合だ。
この状況であれば、
電気的にも動作不良となるので、
原因の解析作業が実施されようが

BGAはんだ飛散

このような
はんだの飛散では、
電気的な動作不良が顕在化しない場合もあり得る。
ただ、飛散したはんだボールが何らかの原因で移動すると
動作不良が顕在化する場合がある。

そこで、製品の完成後に発生しうる不具合についても
予め検証しておくことを推奨している。

電子・電気製品の信頼性の評価についても
市場に投入される前に検証するべきであろう。

信頼性評価の項目は
こちら