19年 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

あの日から19年が過ぎた。
あの日は連休明けで、
彼女と神戸でデートをして、
夜行バスで当時の東京の自宅に向かった。
自宅に戻って、TVを付けたら、
確か、第一報は中部北陸で地震発生との
ニュースであったと記憶している。

安堵したのも束の間、
ニュースは関西の震災を報じる。
慌てて、彼女に連絡をしたが繋がらない。
ニュースは
燃える神戸の街を映す。
生きた心地がしないとはこのことだ。
当時の勤め先の親会社が関西であったこともあり、
皆、気を揉んだ。
神戸の惨状が刻一刻と伝わる。
午後、まだ彼女と家族の連絡がつかない。
安否が気にかかったが
彼女の無事は、夕方までわからなかった。
無事がわかったときのことは
19年経ても忘れない。
犠牲になった知己もあり、
震災に遭われたみなさんの労苦は
私の比ではあるまいが、
失いたくないものに気付き結婚した。
災害の前に人は無力だが、
歩みを止めず神戸の復興は進んだ。
東北の復興を祈る。
19年後のおっさんの祈り。