ものづくりの矜恃 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

韓国製のプリント配線板を扱い始めて
丸5年になった。
大手プリント配線板メーカーに在職の頃は、
海外製の製品を軽く見ていたが、
最近の韓国メーカーを見ていると、
日本メーカーの優位性が失われたことに
愕然とすることがある。
中国の製造工程をみたことがないので、
軽率なコメントは差し控えるが、
韓国に限れば、
日本メーカーとの差別化は難しくなった。

そこで私は
人材の育成と品質の向上と維持の
ノウハウの蓄積に力を入れることを
提唱したい。
このままでは、
日本のプリント配線板メーカーは
衰退の道を辿るであろう。
プリント配線板の品質管理のノウハウが
日本に残存しているうちに、
もう一度国内メーカーの 優位性に目を向け
育成していくべきだ。

韓国の プリント配線板メーカーの
品質管理の体制は、
まだ日本のそれには及ばない。
ものづくりのプロフェッショナルの
矜恃を
プリント配線板メーカーの諸兄に
思い出してもらいたい。

この業界では、
設計士
技能士
営業士
といった専門技能を持つ人々がいる。
価格で測ることができない価値に
もっと誇りを持っていい。