不良品が教えてくれること | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

プリント配線板で不具合が発見された場合、

必ず画像を保存しておくことを勧める。


不幸にして不具合に遭遇した場合、

メーカーの営業窓口に問い合わせをするが

プリント配線板を製造したメーカーからの

回答を見ると、そのメーカーの品質に対する価値観がわかる。


特に海外メーカーに依頼した場合に重要になるが、

問い合わせへの対応を注意深く観察するとよい。

当然ながら

親身に対応してくれるメーカーが長く付き合うことができる。


一方、以下のような回答が戻ってくるメーカーは

継続して付き合うことは難しい。


1.導通検査(チェッカー)を実施しており、工程での問題はない。

2.外観検査工程での問題点はなく、メーカーでは良品と判断した。


最近、当社のWEBで問い合わせをいただく一番多いのが

スルホールの問題

表面処理の問題

の2つである。


これらの問題が発生した場合、

自社の不具合を認めないメーカーが多いことに驚く。


特に海外メーカーに逃げられないよう、

発注する側もプリント配線板に関する知識を習得しておくことを勧めたい。


9月13日~14日開講

福岡システムLSIカレッジ

実装技術者養成講座