同行した
李さんの提案で、
木浦(モッポ)到着まで
昼食を我慢していたので
空腹であったが、
駅前の食堂で、
この地の名産(!?)のタコ料理と
豚肉のキムチ炒めをご馳走になった。
肉は厚く、ジューシーでご飯がすすむ。
これでたったの₩10,000(約¥800.)
しかも、どこへ行っても
韓国では、キムチや野菜の和え物など
小皿の料理がどっさり出てくる。
ビールを2本頼んで、
2人で¥3,000.程度。
腹が膨れたところで、
李さんのお姉さんに
町を案内していただいた。
木浦という町は、
今の日本人には馴染みが薄いが、
日本との縁は薄くない。
それは、1910年から1945年
つまり、日韓併合から終戦まで、
日本の総領事館が置かれていたからである。
領事館跡の外壁には
今もなお生々しい戦争の傷跡(弾痕)が残る。
近くの近代博物館では、
植民地時代の写真が多く展示されていた。
政治の話題には触れたくないが
これから将来にわたって、
日韓両国の関係が円満であってほしい
と切に願う。
木浦というところは、
日本からの時間距離で、
おそらく、韓国内では遠いところであるが、
以前は、日本向けの綿花の出荷港であったこともあり、
木花浦(読みは不明)と称された時期もあったそうである。
国道1号線と2号線の起点はこの街にある。
アメリカ式で、
南北に走る国道は奇数、
東西に走る国道は偶数番号
となっている。
1号線は、光州(クヮンジュ)、
全州(チョンジュ)、大田(テジョン)、ソウル
を経て、開城(ケソン)へ
2号線は、晋州(シンジュ)を経て
釜山(プサン)へと向かう。