記事の長さ:チューリップ

 

 

----------ガーベラ---ちょうちょ---ガーベラ----------

 

 

 
 
 前回借りたとき、短編3作品中、最初のしか読めなかったので、
 今回は残りのふたつを読みました💡
 
 個人的には、3番目の作品が一番好みでした!
 
 その作品はふたつテーマがあり、
 ひとつ目は、願望の実現について。
 
 「七夕の短冊に書いて、忘れてしまうのが実現のこつ」とのこと。これは実在する人の言葉の引用で、これに近いことは、よく聞きますね。
 
 願望の種を蒔いて花が咲くのに時間がかかるとか、
 花が咲くまでにいろいろな過程があるとか、
 弓や紙飛行機を放ったら、それが願望の的に刺さったり着陸したりするまで、あとは放っておいたほうがいいとか。
 
 それを逆手に取って、実現をコントロールできないか・・・と、恋人未満のヒロインたちが話題にしていました φ(・ω・。)
 
 
 
 
 
 ふたつ目は、どうしても忘れることができない、そしてこの先も思い出し続けるだろうと思ってきたほどの、過去の嫌な体験の、消化というか消滅。
 
 「時間が解決してくれる」という言葉がありますね。
 
 それは、時の流れで徐々に嫌な感情が薄まっていく、記憶が消えていく、そんなことを考えていられないくらいいろいろな出来事が起きていく、というニュアンスが強いように感じていました。どっちかと言えば「消化」のほう。
 
 でもなかなか、全部が全部、時間経過と共に薄まっていくわけではないじゃないですか。
 
 この作品では、ずっと同じ濃さでヒロインの中で20年以上残り続けてきた嫌な出来事による嫌な感情が、ある日突然、とある体験を通して消滅しました。
 
 私は、前の職場の終わりの数年間に起きた嫌な出来事が、いまだに忘れられません。
 
 あのときああいうふうに返せば良かった、と今でもいろいろ考え込んでしまうことが多いです。そういう相手が5人くらいいます。。。
 
 でも、いつかそれらも消えてなくなって、過去を捨てて今を生きていけたらなと思います。
 
 
 
 
 

 

 

 

 

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