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加賀恭一郎シリーズを読むのはこれで3作品目です!
今作も推理小説なのですが、ミステリー感より強いのが、人と人とのつながりの温かさ。
江戸の風情が残る人形町での、「人情」をテーマにした、ほっこり心温まる物語です!
最初の数章を読んでいた頃は、短編小説ふうかと思っていました。
しかし、読み進めていくにつれて、前のほうの物語が絡んでいたり、伏線が回収されたりと、長編小説としての深みも出てきました。
「心温まるエピソードの短編集」としても、「複雑な人間関係の長編小説」としても楽しめる作品でした!
個人的に印象に残ったのは、キティちゃんのミスリード(笑)
また、数ヶ月前に更新した「麒麟の翼」は、こちらの続編になります。
あちらとは舞台や主人公が同じだけでなく、親子愛、特に「父親と息子のすれ違い、からの分かり合い」というところが同じでした。
私は女なので、私には一生心から分かることのない感情かもしれませんが、じんわりしました。
また、「新参者」を読んでから「麒麟の翼」を読むと、ちょっとミスリードされて、それはそれで面白いかも(笑)?
加賀恭一郎シリーズ、他のも読んでみたいですね!
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