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角田光代さんのエッセイを読んでから、初のフィクション小説です!
なんだか変わった雰囲気のお話でした。30代の子なしの夫婦で、どこにもいがちなようで、共感できない人が多いような、そんな変わった夫婦の日常に訪れた小さな波乱のお話。
結婚、とは。
自分が未婚で適齢期だから、そういうテーマのものって敏感なほうだけど、これを読むと、結婚する意味って必ずしもないような、でもしたからこそそういう考えが生まれるものであって、今の私が「結婚する意味って必ずしもないような」と実感できるわけでもなく。
だからといって、自分が結婚したからといってこの夫婦に共感できるとも思えない、そういうフィクションさがあるけれど、でも他人事ではない感じ。
まあ、なにが起きても、なにも起きなくても、あまり心乱されず穏やかに生きていけたらなぁって思います。
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