昨日、リリー・フランキー の「東京タワー」を読み終わった。
サブタイトルが、「オカンとボクと時々、オトン」
なんとも、世の中のお父さんが可愛そうなタイトルだなあと思いながら、でも実際そうだねと妙に納得。
最初は、あんまり期待していなかったけど、途中から、涙がボタボタ落ちて止まらなかった。
とてもじゃないけど、通勤電車では読めない、シロモノ。
感動のナミダというよりは、心から悲しみのナミダがこぼれてきた。
これは、みなさんご存知のように、リリー・フランキーとそのオカンを描いた自伝的小説。
リリー・フランキーが幼い頃から、オカンが死ぬまでのエピソードがいろいろと綴られている。
読んでいて、どうしてこんなに悲しかったのか、、、
それは、リリー・フランキーと自分をどうしても重ね合わせてしまうからだと思う。
そして、その物語のクライマックスは、いつかは誰でも体験するであろうことだから。。。
きっと、読んだ人がみんな思ったのでは、、、
この本を読み終わって強く思ったことは、いつかはやっぱり自分の子供は欲しいな。
(わりとタイムリミット近いけどさ)
できれば息子が
(今までは絶対娘がよかったけど)
どんなに、バカ息子でもね
(できれば、背が高くてかっこいい息子がいいけど)
きっと、かわいいんだよ。
(絶対、小憎らしいときがあると思うけど)
しろくママは、しろくまが「げっ、まずい」と口から出したものを、
パクリと平気で食べることがある。
「ほぅ、、、」と感心してると、
「パパのは食べれないけど、お兄ちゃんとしろくまのはキレイだよ」
と正々堂々と、しろくパパの前で、言い放っていた。
そんなサトリの境地にしろくまもなってみたい。
ま、かなり先のことだろうけど。