果物や野菜で乳がん予防
乳がんは世界的には女性の死因で常に上位を占める病気の1つです。日本人は不思議と欧米人よりも発症率が低いとされていますが、それでも近年増加傾向にある様です。
食事で予防できるならその方が良いですよね。
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カロテノイドが乳がん予防になる？
多くの果物や野菜に含まれている微量栄養素のレベルが高い女性は、乳がんになりにくい、と新しい研究結果は示しています。
以前の研究で、カロテノイドと呼ばれるその栄養素が、腫瘍の成長を妨げ乳がんの拡散を減らせることが示されていました。
「カロテノイドはにんじん、ほうれん草、ケール、トマト、ピーマン、サツマイモやその他の野菜に含まれている」とこの調査に関わっていない専門家の一人であるStephanie Bernik博士は述べています。
「これまでこれらの物質がガンのリスクを減少させることを示すいくつかの証拠がありました。」とニューヨークにあるLenox Hill Hospitalの外科腫瘍学長であるBernik博士は言います。
具体的な調査内容
ボストンにあるBrigham and Women's Hospital and Harvard Medical SchoolのA. Heather Eliassen氏が行った新しい研究で、血中カロテノイドレベルと乳がんについて以前行われた8つの調査に参加した女性のデータを分析しました。
彼らは血中カロテノイドレベルと乳がんのリスクの低下との間に統計学的に重要な関連性がある事を発見しました。特にいわゆるERネガティブ型(女性ホルモンの1つであるエストロゲンの影響を受けず、成長するためにエストロゲンをあてにしない)の乳がんに対して効果がありました。
更にカロテノイドがERポジティブ型の乳がん(エストロゲンに反応するタイプのガン)の成長も抑制するといういくつかの証拠がある一方で、他の危険因子によって抑え込まれるホルモンに起因した関連によって隠される可能性があります。
「カロテノイドを豊富に含んだ果物や野菜で構成される食事は乳がんのリスクを減らすと行った多くの健康的な利益をもたらします」と彼らは結論付けています。
Bernik博士は同意します。彼女は研究者が微量栄養素の血中レベルが高い人に本当の利益がある様に見えることを示し、現在の研究が、患者に食事の内容に対して伝える事が恐らく本当になったことを確実に示しました。あなたの母親が体に良いと言っていた食べ物は、実際に良いものであると述べています。
この研究はthe Journal of the National Cancer Institute誌に発表されました。
ただし、この研究はカロテノイドの血中レベルと乳がんのリスクの間の関係について発見したものですが、この栄養素が病気を予防するかを示している訳ではありません。
(出典： www.health24.com)
果物と野菜で体を整える
肉や魚を食べてはいけないという厳しい食事制限を自分に課す人もいますが、健康を考えてまずは果物や野菜の摂取量を増やすだけでも意味のあることではないでしょうか。
