睡眠不足は肥満の原因(その3)

日本人は世界的に見ても夜更かしが大好きな民族と言われます。しかし、体重を気にしている人は睡眠時間に気をつけた方が良いかもしれません。

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サーチ発見されたこと

調査開始時点で20%の女性が断続的な睡眠の問題を抱えていました。全体的にその様な女性は、良く睡眠を取れている女性と比べて、少なくとも11ポンドかそれ以上(5Kg以上)の体重が増加していることを発見しました。


しかし、睡眠に問題を抱えている男性の17%は、睡眠に問題を抱えている人と比べて体重増加といった影響を受けていません。


男性と女性で本質的に異なる発見が見つかった理由は、まだはっきり分からない、とLyytikainen氏の研究チームは述べています。
しかし、これは男性の被験者数が女性に比べて少なかった(1300人に対して5700人)と言うことも関係しているかもしれません。


しかし、研究者が長期間にわたって被験者を観察する、この様なタイプの研究は、因果関係を証明することが出来ません。

研究者が睡眠や体重に関係のある要因を勘定に入れても(自己申告による健康状態、運動習慣、その他の生活習慣)、睡眠障害が相当な体重増加の原因となる事よりもありそうな可能性を排除出来ませんでした。


他の研究は睡眠不足が体重増加に貢献する体の仕組みに影響を与えると示唆している、とLyytikainen氏は述べています。


例えば、睡眠不足は人の食欲調節ホルモンであるレプチンやグレリンのレベルを変化させます。そしてそれは、理論に沿えば、体重増加に拍車を掛けることになります。


しかしながら、不眠症やその他の睡眠障害の治療が、その人のウエストラインに対して効果をもたらすかははっきり分かっていません。






ブーケ1夜更かしの日常化と肥満

日本でもメタボリック症候群は増加しており、肥満対策が健康面における一つの課題となっていますが、これも以前と比べて夜更かしが当たり前になった社会環境によるものかもしれません。
24時間いつでも食べ物が手に入り、退屈な時間を潰す手段はいくらでもあります。
こういった生活スタイルの蔓延が、肥満の増加につながっているのかもしれませんね。

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それではまた。