ADHDの半数は社会的要因？
昔に比べて落ち着きがないと言われる子供は増えており、以前は考えられなかった学級崩壊が当たり前になってしまっています。その一因としてADHD(注意欠陥多動性障害)の子供が増えているからとも言われていますが、その半数はもしかすると社会が生み出したものなのかもしれません。
社会的要因がADHDを生み出す？
子供のADHDの半数に近い割合が、片親による育児や母親の教育レベルと言った社会的要因と密接に紐付いていると新しい研究は報告しています。遺伝子は所謂ADHDの発症において一つの鍵となる役割を演じていますが、その症状としては集中力の欠如や活動亢進、衝動的行動などが挙げられます。
誕生した時点あるいはその後直ぐに別々に育てられた一卵性双生児を対象とした研究は、兄弟のどちらかがADHDになった場合、もう一人も同じ状態になる確率は平均よりもやや上回っていました。
そして、2010年5月に発表された研究は、非常に高いレベルの有機リン化合物系の殺虫剤に曝された青少年がADHDを発症するリスクが高いと言うことを発見しています。
ちなみに、有機リン系の殺虫剤は米国内では野菜や果物の栽培時に用いられている物で、恐らく日本でも同様の傾向があるでしょう。
話が長くなりそうなので続きは次回に。
社会的要因と環境汚染が原因？
昔に比べて落ち着きがない子供は確実に増えた気がします。昔は一クラスにせいぜい1人か2人程度でしたし、少なくとも授業中に突然席を立って教室から出て行くような子供はいませんでした。しかし、今はその様な子供がクラスの中に最低でも1人はいる時代です。
親の社会環境もそうでしょうし、農薬の影響もあるかもしれません。
私たちはまだ、化学物質が人体にどのような影響を与えるか、100％正確に把握していないのではないでしょうか。
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