成人のADHD患者に対する行動療法
時間が守れない、計画を立てて物事を実践できない、といった困った人達が時々見られますが、それはADHD(注意欠陥多動性障害)を持つ大人かもしれません。
行動療法で治療
時間管理や計画の様な実践スキルに焦点を絞った行動療法の一つの方式が、ADHDを持つ成人の治療に役立つかもしれない、と新しい研究は示唆しています。ADHDはしばしば幼少時代の問題の一つとして考えられますが、実は多くの大人達もこの問題を抱えています。
数多くの研究が、ADHD治療が成人に対しても効果的であることを発見していますが、それらはいずれも行動療法が役立つかどうかについて小規模に行われたものに過ぎませんでした。
the American Journal of Psychiatry誌に発表された新しい研究は、新しいタイプの行動療法の一つであり、「メタ認知療法」と呼ばれる治療法の有効性について調べたものです。
メタ認知療法は、患者に彼らの日常のタスクや長期間のゴールに対して考えたり取り組んだりするための新しい方法を与えるという点に目的があります。
このケースでは、ADHDを持つ成人に焦点を当て、彼らの時間管理や計画、組織力を磨き上げる事を支援した、とニューヨークにあるMount Sinai School of MedicineのMary V. Solanto博士は述べています。
話が長くなってきたので続きは次回に。
実は意外と多い？
自分の知り合いに対して「あの人は時間にルーズだ」「無計画すぎる」と言った不満を持つのは意外と良くある話かもしれません。しかし、それが実はADHDというれっきとした病気によって引き起こされているとしたら、周りの人のとらえ方も変えなければならないかもしれません。
昨今学校では学級崩壊が問題視されていますが、ADHDは大人になれば自然と消滅すると限ったものではないようです。
いずれきちんとこの問題を解決しなければならない時が来るかもしれませんね。
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それではまた。
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