ぽってり赤ちゃんは成長が遅い？(その3)

人は誰でも赤ん坊の頃はぷよぷよしていて可愛いものですが、太りすぎだと成長に差し障りがあるかもしれません。

前回の話はこちらへ。

研究が発見したこと

6ヶ月の時点で、30人の赤ちゃんが太りすぎあり、18ヶ月の時点でも14人が太りすぎのままでした。

生後3ヶ月の時点で20人の赤ちゃんが皮下脂肪の平均が、その他のグループと比較して高い状態でした。18ヶ月後の段階で、12人が他と比べて依然として太ったままの状態でした。

一般的に生後3ヶ月では、首が据わり、サポートを受けながら座ったり、寝返りが打てるようになります。そして、生後6ヶ月では一人で座ることが出来るようになり、ハイハイの予兆を示すようになります。

しかし、運動能力の低い生後6ヶ月では、サポートなしで30秒間安定して座ることが出来なかったり、仰向けからうつぶせに寝返りを打てなかったりとする、とSlining氏は述べています。

運動能力が低い生後18ヶ月では、後ろ向きや横に歩く際に十分バランスを取ることが出来なかったり、2秒間片足で立つことが出来なかったりすると彼女は述べています。

一般的に、歩行能力は生後9ヶ月から12ヶ月にかけて発育し、生後18ヶ月で、後ろ向きに歩いたり階段を上ったりができるようになります。

両親にとって自分の子供が探検し且つそうするよう元気づけられる安全な場所を提供してあげることは重要です。
しかし、太りすぎの赤ちゃんは年齢に即した探検が、自分の腕の長さの範囲に制限されているかもしれない、とSlining氏とその同僚達は推測しています。

それでも、その他の赤ちゃんグループを数ヶ月あるいは数年にわたって調べてみないと、研究者達は過剰な体重や体脂肪が、もっと年上の子供達においても運動能力の発育遅延の原因になるのか分からない、と注意しています。