奇跡の喘息治療！(その2)

喘息はひどくなると命にも関わる恐い病気ですが、全く想定していない場所から治療薬が見つかったようです。

前回の話はこちらへ。

高級志向のゲストハウス？

その鉱山はパキスタンの首都イスラマバードから160Km南に行ったところにあります。紀元前320年に、アレキサンダー軍によって発見され、イギリスの植民地住民によって1872年に初めて開拓された、と鉱山の職員は述べています。

鉱山の地下深くに、喘息治療の為の病院がありますが、それは高級志向のゲストハウスに似ています。
白いシーツに覆われ、赤いブランケットが掛けられた12のベッド、6つの客室は塩で出来た煉瓦で区切られ、ランプの柔らかい明かりで照らされています。

塩で出来たランプで装飾された受付があり、噴水・ソファ・テレビを備えたラウンジもあります。

壁と天井は純粋な塩で出来ていて、取り付けられたファンが温度と湿度を一定に保っており、所謂「微気候」が患者に安息をもたらします、とShah氏は述べています。

10日間Khewra鉱山内の治療センターで過ごすコースのコストは、5300ルピー(日本円で約5800円)で、毎日11時間その治療センターで過ごした後、夜は病院の側のホテルに滞在するというコースになっています。

話が長くなりそうなので続きは次回に。