スモッグと早死にの関係

本日与党がガソリンにかけられている暫定税率(かれこれ数十年継続されてるので暫定も何もありませんが)が3分の2の賛成で再可決されました。与党は環境への配慮からも税金をかけるのは妥当だと言ってますが、その割にはその税収で道路を造って環境を破壊する機満々のようです。矛盾してますね。

さて、道路つながりと言うことで、今日はスモッグについて取り上げてみたいと思います。最近またスモッグという言葉がまた新聞やテレビのニュースで取り上げられるようになってしまいました。地球温暖化とも関係がありそうですが、どうやら人間の健康にも想像以上に悪い影響があるようです。

ねこへびスモッグで早死にが増加?

短期間でもスモッグやオゾンにさらされる事は、明らかに早死にと関係があり、それは大気汚染を改善する際に考慮に入れられるべきものである、と全米科学アカデミーによるレビューは結論づけています。

ホワイトハウスの一部の閣僚による、スモッグと早死にとの間に十分な関係性はない、とする議論に対して、この発見はそれを否定するものとなりました。また、きれいな大気によって命を救われた人は計算に入れられていないようです。

2008年4月22日に全米学術研究会議のあるパネルで発表されたレポートは、そのような議論を重要に扱うべきだ、と述べています。

「委員会は、短期間のオゾンにさらされる事が、早死にの一因となる事を示す証拠を元にレビューを行い、今回のような結論に達しました。」と13人のパネラーは述べています。




 

むっ肺の状態を悪化させる!

そして、調査結果はさらに、短期間オゾンにさらされる事で、肺の状態を悪化させる事を示す強力な証拠をもたらしました。肺の状態が悪化するという事は、病気の原因となったり、入院はては、死に至る可能性すらあるものです。

そのパネルでは、24時間程度の短い時間、高レベルのオゾンにさらされた場合について調査しました。しかし、同時に長期間さらされた場合に発生すると考えられる慢性的な疾患による早死にについても調査が必要だと述べています。

地表付近のオゾンは、窒素酸化物(車の排気ガスなどに含まれます)と、化石燃料を燃焼させた際に発生する有機化合物によって形成され、しばしばなかなか消え失せない黄色い霞やスモッグとして現れます。オゾンへの露出は、特に呼吸器に問題を抱えている高齢者や子供にとって、呼吸器の疾病の原因となります。

オゾンへの露出による早死にが肺や心臓に疾患を抱えている人の中で多い一方、このような死が数日以内に亡くなるリスクの高い人に限定されないとレポートは述べています。

科学者たちは、オゾンへの露出がどれ位までなら致命的とならないかを示す閾値が存在するかどうかを心臓疾患に関する研究結果のレビューを元にした調査からは確定できなかった、と述べています。もしそのような閾値が存在するなら、それよりも低いオゾンレベルであれば公衆衛生上許容できるものとなる事でしょう。もちろん、理想は一切のスモッグ(オゾン)が発生しない環境を作る事であるのは言うまでもありませんが。



えっ年間数1000人が死亡!

環境保護論者や健康擁護者は、一連の研究や調査が、スモッグの大気にさらされる事が呼吸器の問題を悪化させるだけでなく、年間数1000人の死亡原因となっている事を示している、と主張していました。

しかし、米国環境保護庁やホワイトハウスの行政管理予算局の多くの事例における規制に関してレビューを行い、スモッグのレベルとそう言った死亡率との間の相関性が確実ではないと述べています。

そのアカデミーのレポートは、そのような議論が重大な結果をもたらす事になる、と米国のNPOの一つであるEnvironmental Defenceのヴィッキー・パットン弁護士は述べています。

彼女は、行政管理予算局の多くの大気汚染に関する規制が、汚染と早死にの関係性を最小化する事を努めた結果、汚染を改善する事による健康面での効果を低く計算する事になった、と述べています。

「これは社会の利益を最小にする事によって、衛生基準に攻撃を加えるべく各産業によって利用されてきました。」とパットン弁護士は述べています。

この件に関して、現在環境保護局と行政管理予算局との間で激しいつばぜり合いが行われているようです。規制を強化し大気汚染を改善したい環境保護局と、確実性の低いものに対して予算を認めたくない行政管理予算局。どちらが勝つのかはまだはっきりしません。



 

ブーケ1日本ではどうなのか?

日本もお世辞にも空気が良い国とは言えない気がします。都心では1日中車が走り、それぞれが排気ガスを放出しています。また、ここへきてお隣中国から越境汚染(中国で発生した汚染物質が偏西風に乗って日本に到来しスモッグを引き起こす)もしばしば起きるようになってきており、さらなる対策が必要ではないかと考えられます。

このブログのテーマである、「健康であれば医療費が削減できて財政状況も改善する」という観点から見れば、大気をきれいにする事は非常に重要ではないかと言えますね。もちろん、水も同様ですけど。

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それではまた。



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