皮膚テストで心臓病を早期発見!
心臓病を引き起こす原因の一つとして、コレステロールが挙げられますが、一々血液検査をしないと分からないもの。ですが、新しい方法で心臓病かどうかが分かるようになった模様です。手のひらの皮膚細胞でチェック
手のひらから削ぎ落とした小さな皮膚細胞のサンプルをテストするだけで、コレステロールのテストができ、それによって健康な人が心臓病を発症するリスクを計測できるようになった、と研究者は報告しています。このテストは、皮膚のステロールという物質のレベルを測定するものです。ステロールはその名が暗示するとおり、血中コレステロールの親戚のようなものです。
9055人を対象としたテストにより、皮膚ステロールの度合いは善玉コレステロールであるHDLのレベルや、C反応性タンパク質とよばれる、心血管の病気のリスク要因の一つであり、炎症が発生していることを示すマーカーの役割を持った物質と密接な関係があることが分かりました。
実は、このテスト法は既にヨーロッパ・カナダ、そして米国の一部で行われているテスト法を改良したものです。
「このテストで行われることは、小さなプラスチックの小片を手のひらに押し当てて、皮膚の表面に存在する死んだ皮膚細胞の層を削ぎ落とすという事です。」と研究者は述べています。
「採取したサンプルは、研究所へ送られ、その皮膚細胞内に残存しているコレステロールを測定します。そして、その残存コレステロールから循環器の病気を発症するリスクを導き出すことになります。」
この方法が本格的に実用化されれば、病院で簡単に心臓病にかかりやすくなっているか、あるいは早期発見などができるのではないかと期待できますね。
普段からコレステロールに注意を
コレステロールは本当に悪者なのか?という話を最近耳にしますが、とはいえ、現時点ではコレステロールに対する嫌疑が晴れたわけでもなく、やはり普段から注意した方がよいといえるでしょう。何事も極端なのは良くありません。食習慣も偏らないよう気をつけたいですね。
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