野菜・果物を洗うだけではダメ(その2)

野菜や果物はしっかり洗ってから調理している方も多いのではないでしょうか。
しかし、最新の研究では、洗うだけでは十分ではないと言うことが示唆されています。

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生もののリスク

生の野菜や果物は、隔離されていない土地で栽培されるため、土壌や灌漑用水、肥料、野生動物やその他のものから病原体をもらってしまい、汚染された状態で私たちの手元に届くというリスクを持っています。

「特に2006年秋に発生した事例では、微生物がどのように行われた様々な処置(洗浄など)の中を生き延びたのか、について質問を投げかけることになりました。」

実は、研究者たちは既に、もし果物が受粉中や灌漑用水にさらされている間にサルモネラ菌や大腸菌のような病原体に接触すると、それらが、果物が形をなした後に中に吸い込まれ、果物の成熟とともに中に居続ける場合があることを実証しています。

内在した細菌の発生源を調べるため、研究者たちはレタスのような葉状の野菜から細菌を引き出す方法を考案しました。研究者たちはロメインレタスや小さいほうれん草をカットし、大腸菌を含んだ水の中に沈めました。細菌は真空散布過程を経て葉の中に取り込まれます。その後その葉は水で3分間洗浄され、さらに3分間化学的に処理されました。

その結果、ただの水で洗浄された場合でも、病原体の数に大きな減少は見られませんでした。また、次亜塩素酸ナトリウム溶液(強アルカリ性で殺菌効果がある)を使って洗浄したものでも、ほうれん草については病原体の減少は見られませんでした(ロメインレタスでは90％の減少が見られたそうです)。

どうやら、消毒剤を使っても悪玉菌が取り除けないことがあるようですね。