塩で潰瘍に!

塩分の多い食事は良くないというのは昔から言われてきましたが、やはり塩の摂りすぎは良くないようです。

えっ塩の摂りすぎで潰瘍が出来る

塩分を多く含む食事が胃潰瘍や十二指腸潰瘍のリスクを高める、とアメリカの研究者は述べています。

研究者は、塩分が胃の内部で高い濃度になると、潰瘍を引き起こす病原体であるヘリコバクター・ピロリ菌の遺伝子活動を誘導し、より毒性の高い状態にしてしまいます。40歳代の約20%、60歳以上で約50%がピロリ菌に感染していますが、潰瘍を患うの人はごく僅かです。

「明らかにピロリ菌は感染している人の食事を密接に監視しています。疫学的な証拠はピロリ菌と人類の食事の中身の間に関係があることを遠回しに示唆しています。これは特に塩分が多い場合については真実であると言えます。」と研究者の一人であるハナン・ガンツ医学博士は述べています。

「我々は、ピロリ菌の成長速度が塩分が多い環境下では急激に低下することに気づきました。その上、高濃度の塩分にされされている細菌の細胞が形態上の変化を示しました。それは、細胞が長くなり、長い連鎖を作り上げたというものでした。」とガンツ氏は述べています。

「我々は、試験管内で高濃度の塩分にさらされているピロリ菌が、細胞分裂に失敗するという結論に達しました。」

研究者はさらに高濃度の塩分が、ピロリ菌内の毒性を示す2つ遺伝子の転写を上昇させる事に気づきました。

「毒性を持つ遺伝子の変化した形質が、ピロリ菌に感染した人の塩分の多い食事と潰瘍のリスクの関係性を部分的に説明する可能性があります」とガンツ氏は述べています。



リンゴピロリ菌対策としても重要

この情報も実は2007年5月に発表されたばかりの情報です。ピロリ菌が潰瘍の原因となることは多くの人が既に知っていることだと思いますが、その一方でなぜ感染率が高い(日本人の場合80%になるという説も)にも関わらず、実際に潰瘍を患う人がそれ程多くないのかを説明する学説として興味深いです。いずれにしてもピロリ菌は人間にとって歓迎できないパートナー。出来ることなら塩分を控え、ピロリ菌を撃退する効果があると言われている食品を食べて、胃腸を健康に保ちましょう。

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実はピロリ菌にはマヌカハニー(蜂蜜)がとても有効です。我が家でもちょくちょく食べています。
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それではまた。

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