チョコレートで血圧が下がる?

チョコレートというと、甘いお菓子の代表格ですが、血圧を下げる効果があることが分かってきました。

ねこへびチョコレートで血圧低下

1日に約30キロカロリーのダークチョコレートを食べる事は、体重の増加やその他の不利な副作用等一切無く、血圧を下げる効果がある、と最新の報告では述べられています。

それ以前の研究で、ココアを豊富に含んだ食品を食べることで血圧を下げることが出来ると示されていました。これは、ココアに含まれるポリフェノール(植物中に見つかる化学物質で、フラボノイド等があり健康によい効果をもたらすとされる)がそのような効果を発揮するからだと考えられてきました。
一つの特定の関心事として、フラボノールによって提供される血圧降下の可能性は、大量の砂糖、脂質、カロリーを含んでいることが多いカカオ製品のマイナス面を埋め合わせてくれる可能性がある、と関係者は述べています。
ちなみに、ココアを少量摂取した場合にも血圧降下の作用があるかどうかははっきりしていません。

ドイツのケルンにある大学病院の医師であるディルク・タウベルト博士とその同僚はココアを少量摂取した場合の血圧への効果について評価しました。
臨床検査は2005年1月から開始され、高血圧予備軍(130/85~139/89)またはレベル1高血圧(140/90~160/110)で治療を受けていない44人の成人(56歳~73歳の男性20人、女性24人)が2006年12月まで参加して行われました。
被験者はランダムに18週間にわたって1日6.3グラム(30キロカロリー)のダークチョコレート(30ミリグラムのポリフェノールを含む)か、ポリフェノールを含んでいないホワイトチョコレートが割り当てられました。

えっ高血圧が改善

研究者は開始から18週後にかけてダークチョコレートの摂取が心収縮時の血圧の平均を-2.9(1.6)mmHg減少させると共に、心拡張時の血圧を-1.9(1.0)mmHgの下げ、しかも体重の変化が起きないという事を発見しました。
そして、高血圧の有病率は、86%から68%へ低下しました。一方、ホワイトチョコレートを終始食べたグループについては、心収縮および心拡張の血圧は一切変化しませんでした。

ダークチョコレートの摂取は、血漿中に短期的にココアフェノールの発現という結果をもたらし、血管拡張も発生しました。一方、ホワイトチョコレートを摂取したグループでは血漿中の生体指標は一切変化しませんでした。

「血圧降下の大きさは小さいものでしたが、その作用は臨床的に注目に値するものでした。人口当たりでは心収縮時の血圧で3mmHgの減少により、致命的な心筋梗塞が発生するリスクを8%、冠状動脈の疾患により致命的な状況になるリスクを5%、そしてあらゆる原因による致命的な病気のリスクを4%低下させるだろう。」と関係者は述べています。


リンゴとはいえ程々に

チョコレートで血圧が下がるのなら、世の中には手を挙げて喜びたい気分になる人が相当数いることでしょう。実際、今回の研究成果の発表はある種画期的なものだと言えます。
ですが、それに捕らわれてチョコレートさえ食べれば血圧も大丈夫、という気分にならないよう気をつける必要がありそうですね。

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それではまた。

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