(1)報酬比例部分(年額)の計算


スライド1.031を掛け、さらにその後の物価スライド率を掛けます。改正後の計算で使う再評価率は毎年見直されますので、今後賃金水準の上昇などにより、もとになる平均標準月額が高くなると、いずれ改正後の新乗率(平成12年の法改正により乗率5%引き下げ)や再評価率で計算した年金の方が上回るときがくる見通しです。

給与や賞与が年金に反映され、実際に厚生年金に加入してきた月数と生年月日に応じた乗率(昭和61年の改正により段階的に引き下げられ、昭和2142日以後生まれの人から一律になります)を掛けて計算します。報酬比例部分の計算は、平成154月より、賞与についても年金額に反映される総報酬制が導入され、導入前の平成153月までとわけて計算して合算します。生年月日が同じでも、賞与を含めた額で計算する平成154月以後の乗率は3月以前より小さくなります。全加入期間の平均標準報酬額を算出しますが、加入当時の低い報酬のまま平均すると年金の価値が下がりますので、現代の賃金水準に換算して(再評価率を乗じる)計算します。就職したときからの報酬のデータがわからないと年金額は計算できず、しかもそれを今の賃金水準に換算することは容易でありません。社会保険事務所に行くと、コンピュータで簡単に正確な自分の年金額を知ることができます。

(2) 当面の間は従前額保障の計算が有利

従前額保障の計算は、平均標準月額を平成6年の再評価率を使い、乗率も従前の5%適正化前を用いて計算し、当時の物価、

スライド1.031を掛け、さらにその後の物価スライド率を掛けます。改正後の計算で使う再評価率は毎年見直されますので、今後賃金水準の上昇などにより、もとになる平均標準月額が高くなると、いずれ改正後の新乗率(平成12年の法改正により乗率5%引き下げ)や再評価率で計算した年金の方が上回るときがくる見通しです。