鉄棒
少女と自分と鉄棒の先生がいる
まずは先生がお手本を見せる
プロの鉄棒選手が間近で見れると期待する
わくわくしてきた
少女は知らない人だがかわいかったので微妙に意識していた
実は自分は体重が軽いのとバランス感覚がいいので
もしかして上手に出来るかも知れない
先生の演技が始まる とても上手い
次に自分が指名される すると
くるくるくるくるくるくる
自分はおかしいくらい上手に演技をした
こんなに運動神経良かったかな?
自分でも不思議
気が付くと鉄棒の縦の棒が無かった
地面から垂直に生えているはずの棒が無い
ただの鉄パイプを持ち宙に浮いている
ふわふわと宙に漂いながら考える
鉄棒だと思い込めばそれが鉄棒になる
人間は思い込めば鉄パイプで空中に浮く事が可能なのだ と
空高く飛び回りたかったがそれは無理だった
飛べない理由はすぐに分かった
鉄棒の高さはせいぜい3m位 と思っていたから
それが理由
自分の思い込みの力はこの高さが限界
空中2~3mでふわふわ浮けるだけ
「ほら 浮いているよ」
「人間は何でも出来るんだよ」
そんな内容の話を少女に語り掛けた
少女は何も言わない
羨ましそうに自分を見ていた