[映画批評]「三国志」 | RAW CARESSな日々2nd

[映画批評]「三国志」

一言で申しますと

三国志演義もあくまで物語!独自の趙雲の立身話!

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得点70点(惜しい)



2008年(中)
監督
 ダニエル・リー
出演
 アンディ・ラウ
 マギー・Q
 サモ・ハン

こんな映画三国志 - goo 映画


多くの英雄が登場する三国志の中でも指折りの存在にして、劉備が建国した蜀国の五虎将の1人に数えられる武将・趙雲の半生を、アンディ・ラウの主演で映画化。「三国志演義」をベースに、常勝将軍として人々に慕われた男の生き様を描いていく。

平安や曹嬰というオリジナルキャラクターも登場させ物語をドラマチックに仕上げる一方で、戦争シーンは実直な表現に。主君の子どもを単騎で救い出す、趙雲の人生における屈指の見せ場「長坂の戦い」では、無数の敵軍に囲まれながら必死に赤子を守り戦う趙雲の姿を力強く描き出した。

アンディ・ラウは質実剛健な趙雲を真っ直ぐな演技で表現。その脇をサモ・ハン、マギー・Qらが支えている。

ストーリー三国志 - goo 映画


戦乱の中国。祖国統一を夢見る趙雲は劉備の率いる軍に参加。そこで志を同じくする平安と出会い、絆を深める。孔明の助言の下での奇襲作戦では敵の前衛隊長を撃破。しかし趙雲はそれを兄と慕う平安の手柄にするのだった。

その後平安は魏国から追撃を受ける際に劉備の夫人と子どもを守護する役目を追うが、これに失敗。趙雲は友の汚名をすすぐため、単騎で劉備の妻子捜索へと向かい……。

評論(ネタばれ注意)

世界的に人気のある「三国志」、その数ある三国志を元ネタにした映画の中で、人気の高い武将「趙雲」にスポットを当てた本作。

「趙雲」を演じた、アンディ・ラウの熱演も相まって、なかなか魅せてくれる映画に仕上がった。

本作を見るに当たり注意しなくてはならないのが、原作(三国志演義)と違う点が多いことにある。
オリジナル要素も多く、サモ・ハンが演じる羅平安や曹操の孫に当たる役で曹嬰をマギーQが演じている。

最後の戦いにあたる北伐の内容も違うなど、原作ファンにはちと厳しく見られてしまう点も多いのも本作の賛否の分かれる点となる。(とは言ってもレッドクリフも原作とは違うのだけどね)

あとこんなに豪華なメンツがいるのに注目されなかったのは、同年にレッドクリフが上映されている点も大きい。そっちに注目がいってしまっているのである(同時期に上映しなきゃよかったのに)

サモ・ハンのいぶし銀の演技や、マギーQのアクションや妖美でも見せてくれる本作。

悲しいかな、尺がたらないのか、かなりはしょってしまっている上に、アンディ・ラウの熱演はよいが、肝心のストーリーが足らず趙雲の役の深みが足りないでいるのが悲しいところ。とにかく惜しい。

途中で、恋バナがあるがどうなっちまったんだ?って感じなんですわ。

総じて、もうちょっと映画ですが、なかなか魅せてくれます。佳作。


ちなみにのワンポイント!

マギーQ

$RAW CARESSな日々-magi

本作の大ボス曹嬰を演じるマギーQ!
大ボスよろしくでアンディ・ラウに負けず劣らずの魅力を放つ彼女。

最近では、ハリウッド作品でもよく見るようになり、ニキータのテレビ版の主演もこなし、前頁の「プリースト」でも出演している。

アクションもこなせ、演技できる女優さんはかなり重宝される存在であります。
今後の出演作にも期待!

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