[映画批評]「ヤギと男と男と壁と」 | RAW CARESSな日々2nd

[映画批評]「ヤギと男と男と壁と」

一言で申しますと。

実はとっても社会派コメディ!


得点70点(あと一歩)

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2009年(米)

監督
 グラント・ヘスロヴ
出演
 ジョージ・クルーニー
 ユアン・マクレガー
 ジェフ・ブリッジス
 ケヴィン・スペイシー
 スティーヴン・ラング
 ロバート・パトリック
(2011年6月DVDにて鑑賞)

こんな映画ウィキペディアより抜粋


『ヤギと男と男と壁と』(ヤギとおとことおとことかべと、原題: The Men Who Stare at Goats)は、2009年のアメリカ映画。ジョン・ロンスンによるノンフィクション本『実録・アメリカ超能力部隊』を原作としたコメディである。

ストーリーウィキペディアより抜粋

フリーの新聞記者ボブ・ウィルトン(ユアン・マクレガー)は妻と共に幸せな生活を送っていた。
彼はある日の取材で、見つめるだけでヤギを殺せるという男リン・キャシディの話を聞かされる。

聞かされた話を本気にせず、そのような馬鹿げた取材も妻との生活があれば耐えられると考えていたボブだったが、上司の突然死をきっかけに人がいずれ死ぬという事を悟った妻は編集長と浮気を重ねるようになり、幸せな結婚生活は破綻してしまった。

失意にくれたボブはイラク戦争の開戦を知る。開戦したばかりのイラク戦争の取材記事を書くためにボブはイラクへと赴いた。

現地では誰からも相手にされなかったボブだが、一人の男と知り合う。男は名前をリン・キャシディと名乗った。

取材を思い出したボブはジョンに同行させてもらうことを頼む。当初は同行を拒否していたリンだったが、最終的には同行を許す。こうしてボブはジョンが所属していた新地球軍について知ることになる。

評論(ネタバレ注意)

意外にも、豪華な俳優陣が織り成すとてつもなくゆるい笑いと、パロディ満載のこの映画は、実在したと言われる米軍の超能力を扱う特殊部隊をモチーフにした。実は、社会派なコメディ映画である。

この映画で、注目する点は。

1、各部に散りばめられたパロディ要素。

2、アメリカ人のベトナム戦争から、イラク戦争までの歴史とニューエイジ思想。

3、マイノリティ(少数派)人間の、拠り所の確立と喪失。

の3点である。

パロディ要素は、とにかくくだらない。
超能力部隊であった自分達を、「ジェダイの戦士」と呼び。映画「スターウォーズ」ジェダイの騎士を演じていたユアン・マクレガーにジェダイの戦士の心得と説くところなんかは、とにかくくだらない。

ヤギは、実は映画「羊たちの沈黙」からのオマージュであり、劇中でクラリスが出来なかったこと(羊たちを開放してあげること)を平然とやって退けるシーンがあるが、オマージュであるとわかった途端にとにかくくだらない。


2のニューエイジ思想(ヒッピー思想)については、ちょっと小生では説明しずらい。
なんせ、その時代に生きていたわけではないもんでね、簡単にいえば、消費文化のアメリカのアンチ的な考え方と言ったほうがいいのかな?

ベトコンとイラク戦争というアメリカの戦争汚点を少なからず取り上げているのは、このニューエイジ思想と結びつけ、今のアメリカを皮肉ったものであると小生は、解釈したのであるが、この辺は、どれだけ、アメリカという国の歴史などを理解していることによってこの映画の理解が変わってくると思う。

他のレビュアーのレビューを見ると、この点に注目している人は軒並み高得点であった。

3のマイノリティ人間の拠り所とは、結局は虐げられた人間の心の拠り所をこの映画は、もう一つのテーマとして描いているのである。

小生もとにかく笑わせてもらったのであるが、いかんせんストーリーがけっこう荒かったりする。
ストーリーには、あまり期待しないほうが良いかもしれない。

これさえきっちりとしていれば、もうちっと点数を上げていたのに・・・・。


最後に広告トレイラーをどうぞ。