[映画批評]【真夏のオリオン】 | RAW CARESSな日々2nd

[映画批評]【真夏のオリオン】

一言で申せば

学芸会レベルだぞこれは!

真夏のオリオン [DVD]/玉木宏,北川景子,堂珍嘉邦

¥6,090
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得点40点(ダメだね)


2009年(日)
監督 篠原哲雄

出演者 玉木宏
北川景子
堂珍嘉邦
平岡祐太
黄川田将也
吉田栄作
吹越満

(2010年8月15日TV放映にて鑑賞)


こんな映画


福井晴敏原作による同名小説の実写化作品。


ストーリー(ウィキペディアより抜粋)


倉本いずみの元にアメリカから届いた手紙に添えられていた1枚の楽譜・・・。

それは、いずみの祖母・志津子が、船乗りたちが吉兆をもたらすと信じる真夏の空に輝くオリオン座に

祖父・倉本孝行への想いを託して書いた「真夏のオリオン」という曲だった。

そして、64年前の夏、潜水艦の艦長だった倉本がアメリカの駆逐艦と繰り広げた戦闘の記憶を呼び起こす。

その楽譜がアメリカで保管されていた理由は?真夏のオリオンが照らし出した戦いの結末とは・・・。


評論(ネタばれ注意)


福井晴敏原作による実写化作品第4段。(たしかね)

第1段「終戦のローレライ」
第2段「戦国自衛隊1945」
第3段「亡国のイージス」

正直申しますと、福井晴敏の小説はたしかに面白い。
なんというかとても文章がうまく読み手をうまくひきつけるという意味ではすばらしい小説家である。

しかし、難を言えばどの作品を読んでもどこかで見たことがあったり、設定がどことなくどっかの作品に似ていたり、物語の構成がどことなく似ていたりと、オリジナリティが薄い印象を受けるのが、難点であると小生は思っている。

それをそのまま映画にしてしまうのだから、もう目も当てられない。

本作は、実話を元にされており実際に終戦まで戦い抜いたイ号潜水艦を元にしている。
題材にするにはかっこうの本作であるはずが、小説同様のアイデンティティを欠いたかのような、グダグダ感と、出演者のなんともしまらない演技のおかげで台無しにしてしまった感が強い。

小生は、ファンの方には申し訳ないが玉木宏の演技が好きにはなれない。
なんだかいつも一緒で、彼からは戦時下の緊張感が伝わってこないんだよね。
それに、妙な落ち着きと冷静さは意味が違うからね。


潜水艦の映画にはずれなし!というジンクスが存在するのであるが、本作と終戦のローレライは申し訳ないが及第点を付けざるを得ない。

とにかく中途半端な上に、役者の演技が酷すぎるし、中身が空っぽである。
これを終戦記念日に流したところで、何が残るのであろうか?

ちなみに原作者の福井晴敏は今OVA展開をしている「機動戦士UCガンダム」の原作を担当しているのであるが、この人はSFを描いたほうが合うのではないかと思ってしまう。