[映画批評]「陰日向に咲く」
グルっぽ「ムービーレビューアーズコミュニティ」での一斉レビュー指定作品。
陰日向に咲く 通常版 [DVD]/岡田准一,宮崎あおい,伊東淳史

¥3,675
Amazon.co.jp
得点40点(あまい)
星での点数表記★★(2.0)
こんな映画
多彩な才能を持つ芸能人 劇団ひとり原作の同名小説を、豪華出演陣で実写化した作品。
一言でいうと
なんか薄い。
ストーリー(allcinemaより抜粋)
大型台風が接近中の東京。ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める青年、シンヤ。
若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の恋の軌跡を辿る女性、寿子。25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。
大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。
一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。
評論(ネタバレ注意)
評論する前に、小生は原作は未読です。
劇団ひとり原作による本作は、複数の登場人物からなる視点で描かれた個人の再生の物語であり、それに焦点を当てた群像劇である。
個々の登場人物同士が織り成すストーリーが交錯しいく様子が、この映画のキモであり、豪華な出演陣による深みのある演技が光るのが本作の特徴である。
しかし、群像劇のキモとなるのは、他の登場人物との絡みと最終的には作品全体で共有させることにある。
この映画では、若干それに疑問符がつく。
25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。のパートは、それ自体が独立しており無理に映画に組み込む必要性を感じないからだ。
他にもたしかに他の登場人物とのつながりはあるものの、掘り下げが浅く。
それに加えて、感動させる部分が個々の登場人物間での共有感が薄いため、感動が登場人物毎に分散されてしまいなんだかしっくりこないまま映画が終わってしまう。
実は、よくよく見ると個々のテーマがはっきりしている割には、最後は岡田君以外の登場人物は、別に現状が大きく変わったわけでもなく、何をどう伝えたいのか?というのが見えてこない。
だから、なんか見終わってもしっくりこないし、感動が生まれてこないのだと思う。
ずっと伏線を張っていた台風のくだりも、蓋を開けてみれば何の意味もない。
(台風を心のモヤモヤとして表現して、最後は通過して心が晴れたってことだけなのか?)
扱うテーマは悪くはないと思うし、しっかりとした個々のキャラの設定もあり、さらに演技派をそろえているのに、とにかくもったいない。
大きく広げた風呂敷が、収まりきらずにスカスカに隙間が空いているという表現はこの映画にも適用できるのではないかと思う。
群像劇が大好きな小生にとっては、とにかく残念でしかない。
やり方次第では化ける作品だったろうに。
陰日向に咲く 通常版 [DVD]/岡田准一,宮崎あおい,伊東淳史

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得点40点(あまい)
星での点数表記★★(2.0)
こんな映画
多彩な才能を持つ芸能人 劇団ひとり原作の同名小説を、豪華出演陣で実写化した作品。
一言でいうと
なんか薄い。
ストーリー(allcinemaより抜粋)
大型台風が接近中の東京。ギャンブルから足が洗えず、借金まみれの末に、ついにオレオレ詐欺に手を染める青年、シンヤ。
若かりし頃に売れない芸人・雷太に恋した母・鳴子の恋の軌跡を辿る女性、寿子。25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。
大ボラ吹きのカリスマ・ホームレス“モーゼ”に心酔し、人生を投げ出しダンボール生活を始めたエリートサラリーマン、リュウタロウ。
一見、無関係な彼らの人生が、台風の接近と共に不思議な縁に導かれるように次第に交錯していく…。
評論(ネタバレ注意)
評論する前に、小生は原作は未読です。
劇団ひとり原作による本作は、複数の登場人物からなる視点で描かれた個人の再生の物語であり、それに焦点を当てた群像劇である。
個々の登場人物同士が織り成すストーリーが交錯しいく様子が、この映画のキモであり、豪華な出演陣による深みのある演技が光るのが本作の特徴である。
しかし、群像劇のキモとなるのは、他の登場人物との絡みと最終的には作品全体で共有させることにある。
この映画では、若干それに疑問符がつく。
25歳の崖っぷちアイドル・みゃーこと、彼女を一途に応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけ。のパートは、それ自体が独立しており無理に映画に組み込む必要性を感じないからだ。
他にもたしかに他の登場人物とのつながりはあるものの、掘り下げが浅く。
それに加えて、感動させる部分が個々の登場人物間での共有感が薄いため、感動が登場人物毎に分散されてしまいなんだかしっくりこないまま映画が終わってしまう。
実は、よくよく見ると個々のテーマがはっきりしている割には、最後は岡田君以外の登場人物は、別に現状が大きく変わったわけでもなく、何をどう伝えたいのか?というのが見えてこない。
だから、なんか見終わってもしっくりこないし、感動が生まれてこないのだと思う。
ずっと伏線を張っていた台風のくだりも、蓋を開けてみれば何の意味もない。
(台風を心のモヤモヤとして表現して、最後は通過して心が晴れたってことだけなのか?)
扱うテーマは悪くはないと思うし、しっかりとした個々のキャラの設定もあり、さらに演技派をそろえているのに、とにかくもったいない。
大きく広げた風呂敷が、収まりきらずにスカスカに隙間が空いているという表現はこの映画にも適用できるのではないかと思う。
群像劇が大好きな小生にとっては、とにかく残念でしかない。
やり方次第では化ける作品だったろうに。