映画批評「突入せよ!あさま山荘事件」 | RAW CARESSな日々2nd

映画批評「突入せよ!あさま山荘事件」

突入せよ!「あさま山荘」事件 [DVD]/役所広司,椎名桔平,天海祐希

¥4,935
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得点70点(まぁまぁ

2002年(日)
監督 原田眞人
出演者 役所広司
宇崎竜童
天海祐希
伊武雅刀
藤田まこと

(2010年2月22日TBSの夜のロードショーにて鑑賞)

こんな映画
長野県軽井沢町で1972年2月19日から2月28日に起きた、連合赤軍・あさま山荘事件を題材にした。現場で指揮をした佐々淳行の視点で描き、日本人俳優の豪華競演による作品。

一言で言うと
グダグダのグダグダ!

ストーリー
ストーリーに関しては、あさま山荘事件を忠実に再現された内容になっています。

指揮をとるため派遣されて来た佐々淳行は、あさま山荘の連合赤軍篭城に対抗していこうとするのだが、その前に、指揮系統に乱れや、当時はテレビ報道の黎明期であったためマスコミの対応に四苦八苦し、とうとうあさま山荘へと突入の準備を整えるのであるが・・・・・。

評論(ネタバレ注意)

あさま山荘事件から30年周年を記念して、乱発された連合赤軍関連の映画の中で、一番豪華な内容だった本作は豪華俳優人の競演と、史実に忠実に再現されたセットと内容が一番のキモとなっている。

連合赤軍の思想や、人間像を描いた他の作品群とは異なり、いっさい連合赤軍のことには触れずにひとつの事件の解決譚として描いているのも本作の特徴。

ただし、あまりに豪華なメンツな割りに誰だかわからない。
なんせ、赤軍のメンツには武田真治。
人質役には、篠原涼子が扮していたのだが、出てたかすらわからない。

内容は忠実であるのだけど、登場人物が多く。それぞれの俳優人がそれぞれに登場するので、そういった部分は、豪華なだけで大雑把に描かれてしまっている部分も多く残念である。

実は、学生時代に鑑賞済みなのであるが、今回見たほうがなんか楽しめた。

しかし、この映画を見ていると、このグダグダで対応が後手後手となっていく様子は、未だに変わらないところを見ると日本ってずっとこうなのかな?って思ってしまう。

それにしても、役所君の演技っていつも一緒だよな・・・・。

最後に映画CMをどうぞ。
(携帯視聴可)