映画批評「勇者たちの戦場」
勇者たちの戦場

¥3,990
Amazon.co.jp
得点75点(GOOD)
2006年(米)
監督・製作・原案 : アーウィン・ウィンクラー
出演 : サミュエル・L・ジャクソン 、 ジェシカ・ビール 、 ブライアン・プレスリー 、 カーティス・ジャクソン(50cent) 、 クリスティーナ・リッチ
(2010年1月2日DVDにて鑑賞)
こんな映画
イラク戦争に参加した兵士たちの、その後を豪華キャストで描いた問題作。
一言で言えば
ランボー1作目の複数視点かな
ストーリー
2003年に起こったイラク戦争時に現地に赴任していた兵士は、母国に帰ることが決定し最後の任につく。しかし、そこではイラク民兵の待ち伏せに合って多くの死傷者を出してしまう。傷ついた兵士達は帰国を余儀なくされる。
友人を亡くした青年兵、その部下だった50セント扮する国人兵士は民間人を誤射してしまっていた。
運転手だった体育教師のジェシカ・ビールは、乗っていた車を襲撃され右手を失い義手となってしまう。
サミュエル・L・ジャクソン扮する従軍医は、その過酷な状況によるストレスにより、それぞれが帰国したとしても心に傷を抱えていた。
極度のストレス状態にあった彼らは、なかなか一般生活に馴染めず自分と社会となんとか向き合っていこうとするのだが・・・。
評論(ネタバレ注意)
人間が極度のストレス状態に直面した後の、精神疾患PTSDをメインに描きつつイラク戦争とは、なんだったのか?を丁寧に丁寧に描いた本作は、今も続くアメリカのイラク戦争後の迷走を、一般人レベルと実際に戦地に行った兵士達とを対照的にさせることによってうまく描いた作品である。
前半20分間はイラクでの戦場での悲劇を、
その後は、それぞれの視点で帰国後が描かれる。
戦地での描写はなかなかリアルだった。
自爆テロを警戒する米兵士など、なかなかリアルに描かれていた。
帰国後の、それぞれの歩みも丁寧で、印象に残るシーンと台詞は、
帰国後に右手を失くした女性と、青年兵士が偶然出会った時の二人は、精神安定剤を服用しているらしく、二人で何を服用しているのか語り合うシーン。
その後に青年兵士のこの台詞。
「おかしいと思われるかもしれないが、あそこに戻りたいんだ。」
と、女性もこの言葉に共感してしまう。この台詞がこの映画を物語っている台詞であると思う。
最後、この青年兵士は再びイラクに従軍することになる。そして親に宛てた手紙のなかでこう綴る。
「この戦争を早く終結させ、多くの人をイラクを母国に帰すことは間違ってはいないはず。」
と、これを「勇者」として感じるかは、感じ方の違いはあると思うが、戦場にいた双方は、間違いなく勇者であると言えよう。
ただ、主人公を誰と定めない群像劇であるためか、それぞれの描き方が若干浅く。
全体的にあっさりしてしまっている感が残念だ。
例えるならば、そうチャーシューの量の少ないチャーシュー麺といったところか?(なんじゃそりゃ!)
なかなか報じられない、イラク戦争がもたらしたその後を真正面に描いた本作は、ぜひ日本人も見てもよい映画であると思う。
なんせ、日本はイラク開戦で米国支持をしていたのだから、けっして対岸の火事として見てはならないと思う。そういう意味では、とてもよく出来た映画である。
しかし、なぜか観ているとランボーの一作目を意識してしまう。
そうだ、彼もPTSDだったっけ・・・。
最後に映画広告用トレイラーをどうぞ。

¥3,990
Amazon.co.jp
得点75点(GOOD)
2006年(米)
監督・製作・原案 : アーウィン・ウィンクラー
出演 : サミュエル・L・ジャクソン 、 ジェシカ・ビール 、 ブライアン・プレスリー 、 カーティス・ジャクソン(50cent) 、 クリスティーナ・リッチ
(2010年1月2日DVDにて鑑賞)
こんな映画
イラク戦争に参加した兵士たちの、その後を豪華キャストで描いた問題作。
一言で言えば
ランボー1作目の複数視点かな
ストーリー
2003年に起こったイラク戦争時に現地に赴任していた兵士は、母国に帰ることが決定し最後の任につく。しかし、そこではイラク民兵の待ち伏せに合って多くの死傷者を出してしまう。傷ついた兵士達は帰国を余儀なくされる。
友人を亡くした青年兵、その部下だった50セント扮する国人兵士は民間人を誤射してしまっていた。
運転手だった体育教師のジェシカ・ビールは、乗っていた車を襲撃され右手を失い義手となってしまう。
サミュエル・L・ジャクソン扮する従軍医は、その過酷な状況によるストレスにより、それぞれが帰国したとしても心に傷を抱えていた。
極度のストレス状態にあった彼らは、なかなか一般生活に馴染めず自分と社会となんとか向き合っていこうとするのだが・・・。
評論(ネタバレ注意)
人間が極度のストレス状態に直面した後の、精神疾患PTSDをメインに描きつつイラク戦争とは、なんだったのか?を丁寧に丁寧に描いた本作は、今も続くアメリカのイラク戦争後の迷走を、一般人レベルと実際に戦地に行った兵士達とを対照的にさせることによってうまく描いた作品である。
前半20分間はイラクでの戦場での悲劇を、
その後は、それぞれの視点で帰国後が描かれる。
戦地での描写はなかなかリアルだった。
自爆テロを警戒する米兵士など、なかなかリアルに描かれていた。
帰国後の、それぞれの歩みも丁寧で、印象に残るシーンと台詞は、
帰国後に右手を失くした女性と、青年兵士が偶然出会った時の二人は、精神安定剤を服用しているらしく、二人で何を服用しているのか語り合うシーン。
その後に青年兵士のこの台詞。
「おかしいと思われるかもしれないが、あそこに戻りたいんだ。」
と、女性もこの言葉に共感してしまう。この台詞がこの映画を物語っている台詞であると思う。
最後、この青年兵士は再びイラクに従軍することになる。そして親に宛てた手紙のなかでこう綴る。
「この戦争を早く終結させ、多くの人をイラクを母国に帰すことは間違ってはいないはず。」
と、これを「勇者」として感じるかは、感じ方の違いはあると思うが、戦場にいた双方は、間違いなく勇者であると言えよう。
ただ、主人公を誰と定めない群像劇であるためか、それぞれの描き方が若干浅く。
全体的にあっさりしてしまっている感が残念だ。
例えるならば、そうチャーシューの量の少ないチャーシュー麺といったところか?(なんじゃそりゃ!)
なかなか報じられない、イラク戦争がもたらしたその後を真正面に描いた本作は、ぜひ日本人も見てもよい映画であると思う。
なんせ、日本はイラク開戦で米国支持をしていたのだから、けっして対岸の火事として見てはならないと思う。そういう意味では、とてもよく出来た映画である。
しかし、なぜか観ているとランボーの一作目を意識してしまう。
そうだ、彼もPTSDだったっけ・・・。
最後に映画広告用トレイラーをどうぞ。