中2支援級の息子、本当に聞き上手です。
「買い物行くけど着いてくるー?花の苗買うだけだけど」
「家にいてもどうせ動画見るだけだし、行く」
ホームセンター到着。
「ああでもない、こうでもない」
と、同じところをウロウロする私のあとを
トコトコついてくる息子。
寄せ植えを考えていた私が、
かごに花の苗を配置しながら、
「これ、こういう風に置きたいんだけど、どう思う?」
「うん、綺麗と思うよ」
「んー、でも、これよりこっちのほうがいいかな」
さらにウロウロして迷う私。おとなしく着いてくる息子。
「寄せ植えはね、上に伸びて高さの出るもの、
枝分かれして周囲にフワッと広がるもの、
地面を這ったり垂れたりするものを組み合わせて植えるんだよ」
「そうなんだねー」
「これをこう置いて。こうはどうやろ。
で、これは自然な感じを出すためにあえて奇数でもいいし、
ずらして置くのがいい・・・とは思うんだけど、
こんな感じはどう思う?」
「そうだね、西洋の人は物を対照的に配置するけど、
日本人は自然を感じるのが好きだから、
あえて不規則な配置にするって言うもんね。
どちらでもいいとは思うんだけど、
僕はこっち(不規則なわたしが選んだ配置)が好きだなぁ」
「(・・・・・・・・・・・・・!!!なんて完璧な答え。
わたしはきみが好き!!)じゃぁこれでいいか」
あまりに気持ちよく買い物ができたため、
息子の聞き方のポイントをまとめてみました。
ポイントは、↓
・相手が答えを見つけるまで静かにつきあう
・まずは相手の意見を肯定する
・相手の意見に自分の知っている知識をのせて、相手の意見を尊重する
・自分の意見を感想として相手に伝える
知人にそれを伝えたら、
「それはディスカスちゃんが普段そういう聞き方をしてあげてるからだよ。」
と言ってくれました。
もしかすると、息子と接するときだけ意識的にそうなっていたかもしれません。
でも、こういう聞き方、きっと誰がされても気分いいんだろうな、
私も誰にでもこの聞き方ができたらいいな、
と思いました。
「ねぇ、わたしは〇〇(息子)と買い物すると
すごく気持ちよく買い物ができるし、
自分が肯定されて癒される気がするんだけど、
学校でもやっぱり、一緒にいると癒されるとか、言われる?」
と聞いてみたら、
「たまに言われる」
とのことでした。
みんなに聞き上手な息子を見習おうっと。