いま、統一教会の話題が多くあがっていて、

ふと昔のことを思い出しました。

 

大学時代、個人経営の塾で指導補助のバイトをしていたことがありますが、

その塾の先生が、統一教会の人でした。

 

穏やかで生徒にも優しく、人格者だなぁという感じ。

夕方になると、塾まで奥様がお弁当を届けてくれていました。

 

「ご夫婦、仲良しなんですねデレデレ

 

と言ったら、ちょっと口ごもった先生。

 

そのときに統一教会の人ということや出会いの経緯を教えてもらいました。

自分には関係ないからいいやーと聞き流してましたが、

ある日、

 

おじいちゃんその時間のバイト代は出すので、

愛についての勉強をしませんか?」

 

と言われました。

 

ウインクバイト代もらえるならいいですよー」

 

あっさりOKして、

アガペーの愛とエロスの愛についての講習を受けました。(←覚えてる)

 

その後、数日して

 

おじいちゃんあの、あつかましいお願いかもしれませんが、

ディスカスさんは演奏活動をされていると聞きました。

わたしたちは宗教的に偏見を持たれることも多く、

演奏家の方に依頼とかもなかなかできません。

十分なお礼はできないかもしれませんが、

教会のクリスマスの出し物で、

ディスカスさんの歌を披露していただけないでしょうか。

できたらアメージング・グレースとかいれていただいて・・・」

 

と演奏の依頼を受けました。

 

デレデレわたしの演奏でよければ喜んでおひきうけします」

 

とあっさり引き受け、統一教会の皆さんの前で歌ってきました。

 

20~30人くらいの規模の

小さなクリスマス会だったんですけどね。

 

歌を聴いて泣く人もいて。

 

高齢者の入院されている病院とかでは、訪問演奏で

泣いて喜んでくれるおじいちゃんおばあちゃんが一人か二人はいるんだけど、

中年世代の方が泣かれてたのでちょっと驚きました。

 

帰り際は「ありがとう」「ありがとう」って何度も言われて、

お礼とお菓子箱をいただいて帰りました。

 

わたしは、結局、一度も勧誘はされず嫌な思いもしないで帰り、

統一教会の人って、穏やかでいい人達ばかりなんだなと思ってました。

 

でも。

 

ここのところのニュースを見ていて、

家庭環境等で大変な思いをされてたどりついた方、

献金などで生活に困っている方がいるんだなと知って、

きっとあのときの人たちも、

いろんなつらい思いを重ねてきた人たちだったんだろうなと思いました。

 

内情がどうなっているのかはよく分からないのですが、

あのときのみなさんが幸せだといいなと思います。