11月12日 術後3ヶ月目の検査入院:1日目① | 下垂体腺腫(非機能性下垂体腺腫)になりました

下垂体腺腫(非機能性下垂体腺腫)になりました

下垂体腺腫になりました。同じ病気の人や身近にこの病気を抱えている人へ、一つの症例としてわたしの話を書こうと思います。誰かの役に立てますように。
(下垂体の手術後水分コントロールが一時的に出来なくなりました。そのお話も詳しく書いていきます。)

今日は待ちに待った入院の日です。

手術した後、止血剤やら色々頭に詰まっていたそうで、術後の下垂体の様子を見ることは出来ませんでした。

3ヶ月くらいすると、その止血剤が溶けてなくなり、下垂体の様子が見れるのだとか。
そして、ホルモンも落ち着いてくる頃でもあり、ホルモン検査が出来るようになるそうです。

朝11時、3度目の入院です。

いつもと同じ病棟、ナースステーションで声をかけると、いつもの方が優しく迎えてくれました。

ここに来ると、3ヶ月も経ったことが嘘のように思えてしまう・・・

入院して常にパジャマで過ごしていた時のことが、まるで昨日のように思い出されます。


そしてやはりいつもと同じ部屋に案内されました。

廊下側のベッド。
この部屋のここにいた時は、HCU(重病患者の部屋)から出てきたものの、ナトリウム値が下がった暗黒の日々・・・と当時を思い出しました。
入院生活でも忘れられないくらい辛かった時です。
低ナトリウム血症・水中毒になった時です。
呼吸が苦しくて、頭が痛くて、吐き気があった。
寒気と熱が交互にくる感じもあったなあ。。。

わたしのこの経験は、下垂体の手術をした人が必ずしもなることではないので、安心してください。
わたしの下垂体は大きくバランスを崩し、電解質バランスが狂ってしまったのです。

この部屋はいつも耳鼻科の患者さんばかりでしたが、今回は脳神経外科の患者さんばかりです。

わたしが8月に入院していた時、かなり長期で入院されていたおばあさんが無事退院されていたのを見てホッとしました。


荷物をほどいて血圧や体温や体重を測って、特にすることもないのでぼーっとしていましたらお昼の時間になりました。

8月にお世話になった看護士さんが何人か来てくださって、(退院後わたしがナースステーションに送った)お手紙読みましたよ!ありがとうございました!って笑顔で言ってくださるので、とっても嬉しかったです。

研修医の先生も来てくださいました。
久しぶりです。
お会い出来て嬉しかったです。

今日のわたしの予定としては、MRIの撮影のみだそうです。
そして明日朝イチでホルモン負荷検査をするそうです。
注射するホルモンは4種類、調べる項目は6種類だそうです。
詳しい内容はわかりません・・・

退院後の変化として、体重が落ちたこと、少食になったこと、肌ツヤや血色が良くなったこと、左目の奥の痛みが無くなったこと、質の良い(高い)お酒を飲んでも問題無いのに安いお酒を飲むと酷く頭が痛んで嘔吐すること、を伝えました。

最後のことは笑っていました。

しかし、わたしとしても元気な先生が見れたこと、先生に(検査はしてないけど、今のところ)元気な姿を見せられたことが嬉しいです。


他の患者さんのところにですが、耳鼻科の先生方もいらしていて、懐かしかったです。


また8月お世話になった別の脳神経外科の先生が来てくれました。

「どうですか?」

と聞かれたので、先ほどの先生にした同じ話をしました。

「高いお酒しか飲めなくなった、セレブな体になったんですね。」

と言って笑っていました。

「下垂体の手術して、結構体重落ちる方いるんですよ。Paxxさん別に不健康にげっそりしてないし、見た感じ調子良さそうだし、きっと下垂体が正常になった証拠ですよ!ホルモンっていうのは全身を劇的に変える作用があるんですよ。

と言っていました。

全身を劇的に変える作用か・・・確かに・・・

良くも悪くも、じわじわと劇的に変える作用がある。

とても印象的な言葉でした。



MRIに呼ばれました。
さて、頭の中はどんな風になっているのかなあ・・・

初めて撮ったトルコ鞍のMRIの時とは心境が随分違うことに気付きます。
あの時は、ただただ腫瘍なんてあるわけない!と無いことを願い恐怖に慄くばかりでしたが、今はまだ随分落ち着いていられます。

今後のわたしを左右する大切な画像です。
結果が楽しみです。