その電話がかかってきたのは、もう少しで午後の診療が終わる頃。
かかりつけの病院に毎日通っているけれど、どんどん弱ってきて、なすすべがないといわれていると。
散歩仲間のわんこが当院を紹介してくれたようですが、本当に何かできることはないのでしょうか、って。
スタッフから私に代わり、今のその子の様子、やってきた治療の内容、既往歴などなどあれこれ聞く。
そして、「もしかしたら、うちに来ても、変わらないことになるかもしれないけれど、今後の相談などにはのれますよ」ってなことを伝えたら、電話口のママさん、泣きだしちゃいました。
来院したその子は、確かにぐったり。
立とうとするもののふらふら。
だるそうだけど、痛そう、苦しそうに見えないのはまだ幸い。
検査をしていくと、確かにそうだわ。これは、だるい。つらかったねっていう数字。
無理しなくっていいよ。楽な姿勢で今後の話を一緒に聞くかい?
検査をし、ある程度の今置かれている状況がわかり、今後の治療方針を相談していたら、ママに笑顔が出てきましたよ。
うんうん、何より、わからないってことは、不安なんだよね。
できることがまだある、ってことは、「希望」なんだ。
だって、何より、この数字でも、Cちゃんは、あきらめていないもの。
診療終了時間を一時間ほどオーバーしたことを、何度もあやまっていたママ。
ママの優しくCちゃんへの強い想い、ちゃんと彼女に届いているよ。私達にもね。
そして。明けて今日。さきほどの来院時の嬉しい報告。
今朝になって、大好物のイチゴをすごい勢いで食べ、吐き気もなかったって。
あらま。よくあの数字で食べれたねぇ。すごーい。
食べることは生きること。いいね。
やっぱ、女子はいざとなったら、強いわあ。ガッツありそう。いいね。
まだまだボーダーラインの命。
気を抜かないよう、頼むよ。
また、明日、いい報告があると嬉しいな。
こちらは、きのとやの季節限定品。
シャインマスカットのロールケーキ
最近お疲れモードだったのでオーダーし、スタッフとご相伴~
さ。わんパに、実家のお引越し。やることいっぱい、がんばるぞ~
*:..。o○☆゚・:,。* 東麻生どうぶつ病院 *:..。o○☆゚・:,。*