先週半ば。
おしっこが出なくなり、ぐったりして緊急入院したにゃんこ、Kちゃん(推定6~7歳)。
聞くと、今まで何度かいわゆる膀胱炎症状になったことがあるものの、その都度サプリを飲ませて落ち着いていたので、診察は受けたことがなかったそう。
今回も、いつものようにサプリですむかと様子見していたら、おしっこが全く出なくなり、元気もなくなり、ぐったりしてきたと。
ママの慌てふためいた電話を受けた私は、今の状態が即命に関わること、どのタイミングで治療を始められるかで予後が変わることなどを話しました。
それから間もなく、来院した彼は、もうぐったり。
すでに、外来では尿閉の解除が無理な状態になっていたので、麻酔下での処置となり、心配していた腎臓の数値も、クレアチニン18.5(正常値は、1.5~1.8)。
よくがんばって、生きてくれてるわって思った、ぶっ飛びの数字。
緊急入院して治療を開始したものの、覚悟が必要な状態でした。
それでも。
この数字でも耐えてくれるだけのガッツがあったこと、まだそれほどの年でもなく大きな病気をもっていなそうなことから、彼の生命力に期待したかった~。
それから。
数日が経ち、経過も順調~。後遺症もなさそう。いいね!
食欲も出てきて、嬉しいびっくり。すごいね!!
そして。
月曜の朝の検査結果を受け、その夜退院となり、現在は通院中です。
ママにも、やっと笑顔が出てきましたよ。良かった良かった~。
これからも気をつけて、Kちゃんにも、まだまだ長生きしてもらわなくっちゃね ^^
わんこ・にゃんこの飼い主のみなさま。
たまには、いつものおしっこの量・回数を確認したり、一度は尿検査をしておきませふ。
女の子と違って、尿道が細く曲がっている男の子は、よりつまりやすいのでご用心。
通常(いつも)を知らないと、いざという時、「異常」に気づけないものです。
何事も早期発見、早期治療が肝心ですよん。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ 東麻生どうぶつ病院 ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆